
将来の大阪文化を担うべき若手芸術家に大阪市が購呈している「咲くやこの花賞」の、令和6年度美術部門[現代美術]受賞者である野原万里絵の記念展示「名もなき地への思索」が、2026年2月27日(金)から3月23日(月)まで、北加賀屋のkagooにて開催される。
野原は1987年大阪府生まれ。
目には見えない絵画の複雑で曖昧な制作過程への疑問を出発点に、自作の道具である雲型定規や型紙を用いた絵画や、他者との協働による大型の絵画制作などを通して、絵画の描きづらさと向き合い、分析することで、新たな絵画のつくり方を模索してきた。
近年は、線に注力することで無数に生み出すことができるようになった紙のドローイングを起点とし、海岸で収集した石や海外で訪れた遺跡を色彩のインスピレーションとして、油彩やアクリル画、木炭やパステルを用いた大型の絵画へと展開している。
本展では、2025年以降に制作した新作を中心に、”1. 輪 / circle、2.知覚 /perception、3.火 / fire、4. 秩序 / system”というテーマごとに作品を紹介。真っ白な地に、形や色がどのように選ばれ、増殖し続けるのか―1人の画家の思考の変遷を辿る展覧会となる。

野原 万里絵(のはら まりえ)
1987年大阪府生まれ。
2013年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修了。
2021年第34回ホルベイン・スカラシップ奨学生認定。
近年の主な展覧会
2023年 art resonance vol.01 「時代の解凍」 / 芦屋市立美術博物館 / 兵庫
2022年 VOCA展2022 現代美術の展望―新しい平面の作家たち― / 上野の森美術館 / 東京
2021年 大阪府20世紀美術コレクション展「彼我の絵鑑」/大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco] / 大阪
2020年 個展「埋没する形象、組み変わる景色」 / 国際芸術センター青森 / 青森
咲くやこの花賞受賞記念展示 野原万里絵「名もなき地への思索」
会期:2026年2月27日(金)〜3月23日(月)
会場:kagoo(カグー)
時間:12:00〜18:00
休館:火〜木曜
料金:入場無料
関連イベント
ギャラリーツアー
野原万里絵と巡るギャラリーツアー。kagooの展示作品から屋外設置作品まで、近年の作品について語る。
日時:
①3月7日(土) 15:00〜16:30(受付開始 14:30)
②3月21日(土)15:00〜16:30(受付開始 14:30)
ギャラリーツアー会場:kagoo〜千島土地株式会社本社(集合場所:kagoo 1階)
料金:参加無料
定員:30名程度 ※当日先着順トークイベント
野原万里絵 × 石原友明(美術家)
大学時代の恩師である石原友明をゲストに招き、今も変わらぬ絵画の制作過程への関心と、大きく変遷してきた表現方法について、学生時代の過去作品から遡って話す。
日時:3月15日(日) 16:00〜17:30(受付開始 15:30)
会場:千鳥文化ホール(大阪市住之江区北加賀屋5-2-28)
料金:参加無料
定員:40名程度 ※当日先着順石原友明 プロフィール
1959年大阪市生まれ。80年代に写真・絵画・彫刻・インスタレーションを融合した手法で国内外で発表。制作行為を「ものを身体化すること、身体をイメージ化すること、イメージをもの化すること」を繰り返すプロセスと捉え、セルフポートレートなど多種多様な方法を通じて、芸術の制度、知覚、経験について試行している。屋外設置作品《日々の集積》(2024年 協力:タカラスタンダード株式会社)
2024年にコミッションワークとして制作した、ドローイングを拡大してホーローに焼き付けをした作品が、千島土地株式会社本社(千島ビル)1階北側外壁に恒久設置されている。主催:大阪市
特別協賛:千島土地株式会社
協力:千鳥文化企画運営・問合:一般社団法人アーツインテグレート 06-6372-6707(平日10:00〜17:30) artsinteg@gmail.com
kagoo(カグー)
大阪市住之江区北加賀屋5-4-19








