
<都市>と<遊び>をテーマに街の中に上演場所を探し、その場所が持つ規則や制約、身体との関係性に着目し作品を創作している演劇団体・kondabaの新作公演「kondaba港」が、2026年3月19日(木)〜23日(月)の5日間、北加賀屋のクリエイティブセンター大阪にて上演される。
公演概要
元「劇団維新派」のメンバーによって2018年に結成されたkondabaは、これまで劇場ではない場所を上演会場とし、その場所の特徴を生かして「遊ぶ」ことを大切にしながら演劇作品を創作してきました。
今回の上演会場は、かつて港と港を結ぶ多くの船が造られた「Creative Center OSAKA(名村造船所大阪工場跡地)」。本作では、「近代化」と「スポーツ(遊び)」をキーワードに、「工業・インフラ」の仕事を営んできた石原と金子の実家稼業に着目します。
2人の出身地である東京・岐阜、そして現在の活動拠点である大阪を行き来しながら、家族の歴史や地元をインタビューベースでリサーチ。リサーチで集めた言葉をもとに、家族や地元の歴史と、港とともに栄えてきた大阪をつなぎ合わせます。そして、Creative Center OSAKAが持つ場所の特性を生かしながら、「遊び」を起点に身体表現を立ち上げ、「近現代の労働とスポーツの歴史と記憶」を掘り起こす新作を上演します。
–
点を打つ、線を引く、あちらからこちらまでの長さを測る、数字を書き込む
山を崩す、川を浚う、木を流す、砂を運び敷き詰める、石を積み上げる
かき混ぜる、引き延ばす、こちらとあちらに立って担ぐ、肩に受けて運ぶ、干し並べる
振りかぶる、振り下ろす、感触を受けて振り抜く、ボールが遠くに飛んでいくのを見つめる
労働とスポーツ
それを誰かが見ていた
–
アーティストコメント
『kondaba港』はいわばリサーチ型の舞台作品です。それはつまり、自分の身体が絶対に触れられない時間にいかに触れようとするのか、その行為の連続になると思います。目撃いただけたら幸いです。(金子)
この作品は「ここ」を港として「どこか」と結ぶための演劇です。「ここ」は名村造船所跡地であり、大阪の街であり、私たちが生活する現在でもあります。自分の体を船のようにして移動させ「どこか」の誰かの記憶や記録を受け取り「ここ」に戻る。この往復運動からどのような演劇が生まれるのか、是非「ここ」へ確かめに来てください。(石原)
(プレスリリースより)
kondaba プロフィール
2018年に大阪の劇団、維新派の解散時のメンバーによって結成。現在メンバーは石原菜々子、金子仁司の2名。
<都市>と<遊び>をテーマに街の中に上演場所を探し、その場所が持つ規則や制約、身体との関係性に着目し作品を創作する。
これまでに大阪の細野ビルヂング地下室や生野地方卸売市場3Fで作品を上演、2023年には大阪・桑津にある、昭和初期に建てられてから何度も増改築された跡が残る「大内木工所跡地」にて、淡水との共同公演「Play Through Place 1」を上演。続く2024年・2025年には、同地で地域へのリサーチやインタビュー、場所で遊ぶことを拠り所に創作した#4『ユートピア』や、隅っこ人形劇団ニッチと共同制作した『棟梁ソルネス』の上演、その他レクチャー・ワークショップを通して場所や地域の新たな魅力と、演劇の新たな面白さを発見する試みを続けている。アーティスト プロフィール
石原菜々子
東京都出身。現在京都・大阪の2拠点。2012年から 2017年解散まで劇団維新派に所属し、作品の軸となるワタル役等を務める。解散後は kondaba の活動と、ダンス・演劇・美術のパフォーマンス作品など様々な分野の作品に参加。また自身の演出や振付による作品も創作している。
また 2019年度京都芸術大学舞台芸術センター共同利用・共同研究拠点 リサーチ支援公募助成にて「踊りで維新派を研究する試み」の一環として、故・松本雄吉の出生地と造船業を巡り、熊本県天草へフィールドリサーチを行う。
2021年 極東退屈道場『LG20/21 クロニクル』(江之子島文化芸術創造センター1階・4階)
2022年 神戶アートビレッジセンタープロデュース手話裁判劇『テロ』(KAVC)、akakilike『捌くーSabaku』(東京芸術劇場シアターウェスト/東京芸術祭 2022)
2023年 したため『擬娩』(こまばアゴラ劇場)、neji&co.『OUT』(THEATRE E9 KYOTO)
2024年 neji&co.『SIGN』『OUT』(北千住 BUoY)、「Echoes Now」髙橋凛作品『CHASHITSU』(京都芸術センターフリースペース/KYOTO EXPERIMENT 2024)金子仁司
岐阜県下呂温泉出身。大阪在住。京都造形芸術大学舞台芸術コース卒業後 2006年から解散まで劇団維新派に所属、振付など多く担当する。
2018年 「粘土の味」和田ながら演出『オフリミット』(京都芸術センターフリースペース)
2019年 極東退屈道場『ジャンクション』(江之子島文化芸術創造センター)
2020年 福井裕孝演出『インテリア』(THEATRE E9、SCOOL)、地点『罪と罰』(京都芸術劇場 春秋座)
2023年 3CASTS 金子演出『日記の遊び』(UrBANGUILD KYOTO)
2024年 地点『知恵の悲しみ』(アンダースロー)
日時:2026年3月19日(木)〜23日(月)全日18:00開演(17:20受付/17:30開場)
会場:クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地) 旧総合事務所棟3階Free space
出演:石原菜々子、井上和也、金子仁司、菊池航(淡水)、髙橋凜
料金:一般 前売3,500円、当日4,000円/学生 前売・当日2,000円(要証明書)
※全席自由
※チケットWeb予約 https://ticket.corich.jp/apply/425003/演出・美術:kondaba(石原菜々子 金子仁司)
音楽:日野浩志郎
照明:小松裕規(Jun1works)
音響:佐藤武紀
衣装:中村聡一朗(kiken) 伊吹佑紀子
舞台監督:小林勇陽 綿中駿介
美術制作:白藤垂人
演出助手:菊池航(淡水)
ドラマトゥルク:岡田蕗子
宣伝美術:中村詩おり
宣伝写真:中谷利明
制作:kondaba
制作協力:山﨑佳奈子、前田瑠佳
助成:大阪市、一般財団法人おおさか創造千島財団、アーツサポート関西
主催:kondaba
大阪市住之江区北加賀屋4-1-55


