フォトコラージュ作家・岡上淑子の個展「呼び声」が、1月30日(土)よりThe Third Gallery Ayaにて開催している。
岡上は1928年に高知県で生まれ、1952年に文化学院デザイン科を卒業したのち、作家活動を開始。美術評論家・画家の瀧口修造に高く評価され、翌年開催された東京国立近代美術館でのグループ展「抽象と幻想ー非写実絵画をどう理解するか」や自身の個展にて、多くのコラージュおよび写真作品を披露した。その後は結婚を機に一時創作から離れるも、写真史家の金子隆一の目に留まり、1996年に目黒区美術館で開かれた「1953年ライトアップー新しい戦後美術像が見えてきた」へ出品。以降、国内外で作品を発表し再評価が進んでいる。
The Third Gallery Ayaでの個展は、2002年の「夢のしずく」、2008年の「変容」、2015年の「はるかな旅」を経て4度目を迎える。今回は、コラージュから起こしたシルクスクリーンの新旧作15点を一堂に展示。岡上自身のサインが入った貴重な作品が並ぶ機会となる。
会期:2021年1月30日(土)〜2月27日(土)*3月13日(土)まで延長
時間:12:00〜19:00(水〜金曜)、12:00〜17:00(土曜) ※火曜のみ予約制
会場:The Third Gallery Aya
問合:06-6445-3557
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