釜ヶ崎芸術大学・大学院の2019秋冬の講座スケジュールが発表された。10月から、写真家・齋藤陽道氏を招いた「[KamaHan]写真とことば」など多数の講座が開講される。
釜ヶ崎芸術大学・大学院は「学びたい人が集まれば、そこが大学になる」というキャッチフレーズの下で活動する市民大学で、地域を問わず誰でも参加ができる。
なかでも[KamaHan]と題された授業は、釜ヶ崎芸術大学と大阪大学COデザインセンターが共同で行っている講座のことを指す。2018年からスタートし、2年目を迎える[KamaHan]。今年はMr.Childrenやクラムボンら有名アーティストの撮影も手がける、ろう者の写真家・齋藤陽道氏が講師として招かれることが決まった。
「[KamaHan]写真とことば」は、2019年10月~2020年2月までの約5ヶ月間、13回にわたり開講予定。講義は大阪大学や西成市民館、釜ヶ崎芸術大学が運営するココルームなどさまざまな会場で開催される。釜ヶ崎を歩き、撮影して、フォトブックをつくることはもちろん、齋藤陽道氏や釜ヶ崎芸術大学について知る回や、手話を学ぶ回など広い視野で授業が行われる予定となっている。「写真とことば」をキーワードに、さまざまな体験をするなかで、自分の感情がどのように動いたのかを考え、語り合い、自分の表現の仕方を深めていくことが狙いだ。
受講者は最終的に2020年2月に行われる展覧会を企画・準備し、作品を出展することを目指す。
[KamaHan]写真とことば Photos and words
期間:2019年10月〜2020年2月
日時:回により異なる
料金:料金:無料(カンパ歓迎!)
問合:NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)
06-6636-1612
大阪府大阪市西成区太子2-3-3 ほか