2020年、『フィン・フォトンさんと量子力学』(アグネ技術センター)というデンマークの翻訳絵本が出版された。
量子力学とはなにか。100年前にこれまでの「科学の常識」を覆した量子力学は、私たちが普段体験する日常とは異なり、その小さな「量子」の物理原則を理解するのはとても難しいという……。大人でも難解なこの量子力学を子どもたちは理解できるのだろうか。
絵本の物語は奇想天外なエピソードとともに進む。ガチョウ村に住むフィン・フォトンという物理学者とその息子ウィリアム、そして愉快な村の仲間たち。その、ユニークなストーリーのなかに量子力学のヒントが隠されている。
“「決まった大きさがない物質」って何?”
“「一度にふたつの場所にいることができる」ってどういうこと?”
(量子力学×文学 コラボカフェ「デンマークの絵本から見る、量子力学の世界」イベントページより引用)
量子力学は、難解でありながら、さまざまな新しい技術に欠かせないものになっており、私たちの未来の生活を大きく変える可能性に満ちた分野。あまりにも小さくて直接目で見ることのできない世界を支配している。
本トークでは、大阪大学の量子力学研究者・藤井啓祐、山本俊(いずれも大阪大学QIQBセンター/基礎工学研究科教授)、この『フィン・フォトンさんと量子力学』の監訳者・田辺欧(大阪大学言語文化研究科教授)、翻訳者・勝矢博子らが、この不思議な世界について語る。カフェマスターは當野能之(大阪大学言語文化研究科准教授)が務める。
量子力学×文学 コラボカフェ「デンマークの絵本から見る、量子力学の世界」
日時:2021年6月20日(日)15:00~16:30
会場:オンライン
問合:06-6226-4006
※アートエリアB1より配信。会場での観覧不可
※開催時間内に、イベントページより視聴可能(視聴無料、申込不要、ライブ配信のみ)
※「オンライン配信ご視聴の皆様へ」を確認・了承の上視聴
※トークの録音や画面録画は不可
※トーク開催中に内容に関する質問や感想を以下より受付
Facebookメッセンジャー:@artareab1
mail@artarea-b1.jp
ゲスト:
田辺欧(大阪大学言語文化研究科教授)
藤井啓祐(大阪大学QIQBセンター/基礎工学研究科教授)
山本俊(大阪大学QIQBセンター/基礎工学研究科教授)
勝矢博子(絵本翻訳者)
※QIQBセンター:大阪大学世界最先端研究機構 量子情報・量子生命研究センターカフェマスター:當野能之(大阪大学言語文化研究科准教授)
主催:大阪大学外国語学部・大学院言語文化研究科
共催:
大阪大学世界最先端研究機構 量子情報・量子生命研究センター
大阪大学社会技術共創研究センター(ELSIセンター)後援:デンマーク大使館