ファンタジーからシュールまで、チェコアニメの多彩な魅力を紹介する「チェコアニメ映画祭 2021」が、十三のシアターセブンで開催される。同館では2017年の「This is チェコアニメ!OSAKA」以来、2回目の特集上映。
1960〜80年代の共産時代のチェコスロヴァキアでは、表現の規制が厳しく自由な表現が困難だった。しかしアニメ製作だけは「子ども向け」ということであまり規制がなかったため、創作に飢えていた多くの芸術家たちがアニメ製作を希望し、才能と情熱をアニメに注ぎ込んだという。詩的でファンタジックなそれらの作品は高く評価され、カンヌやベネツィア、ベルリンなどの国際映画祭で数多く受賞、チェコのアニメは「東のディズニー」と呼ばれた。
今回の映画祭では、チェコを代表するアニメーション作家であるブジェチスラフ・ポヤルや、ズデニェック・ミレル、ヤン・シュヴァンクマイエルなどの作品を23のプログラムで上映。可愛さ、癒し、ユーモア、シュール、ホラーなどさまざまな切り口でチェコアニメを取り上げる。
会期:2021年7月3日(土)~16日(金)
会場:シアターセブン
*全23プログラム日替上映、上映スケジュールは劇場Webサイトにて
料金:一般1,500円、シニア1,100円(7/9まで)・1,200円(7/10以降)、専門・大学生1,200円(7/9まで)・1,000円(7/10以降)、中学生・高校生1,000円、小学生以下700円、会員1,000円
問合:06-4862-7733 info@theater-seven.com
大阪市淀川区十三本町1-7-27
サンポードシティ5F