2021年6月に京町堀にオープンしたchignitta spaceにて、大阪在住のイラストレーター・奈路道程(なろ・みちのり)の個展「ザ・モッシャー・レコード」が開催。
奈路は1964年生まれ、大阪市在住。独特の線画とユーモアあふれる作風が特徴で、2008年〜2021年3月に発行された中之島のフリーマガジン「月刊島民」全136号の表紙画を手がけるなど、大阪を中心に活動。現在、毎日新聞夕刊連載「濃い味うす味街のあじ」(江弘穀著)で挿絵を担当している。
本展のタイトル「ザ・モッシャー・レコード」は、架空のレコード店。1970〜80年代の洋楽・邦楽から選りすぐりのレコードジャケットを描いた50枚近いイラスト作品を、レコードショップの壁面のようにギャラリーの白壁一面に貼り出し、ザ・モッシャー・レコードの店内を表現する。会場のBGMにも懐かしの洋楽が盛り込まれる。
【個展に寄せて by 奈路道程】
ご多分にもれず家にこもる日々が続いている。そんな中さて何を描こうかと思いついたのが「模写」だ。私はそれを「モッシャー」と名付けた。これらレコードジャケットはその第一群である。「あれ?よく見たら君こんな顔だったんだね」。中学生時代に聴き始めた当時の洋楽は卒業以来再会するあの頃そのまんまの同級生みたいだ。今の自分を見透かすかのようにスピーカーから語りかけてくるような感じがある。ちょっとハズかしい。似てないのもありまして。どうぞご笑覧下さい。
会期:2021年8月13日(金)~18日(水)
会場:chignitta space (チグニッタ・スペース)
時間:12:00〜19:00
定休:月曜日
料金:入場無料
関連イベント
「ザ・モッシャー・レコードDJパーティー」
懐かしの洋楽・邦楽でお盆の夜を楽しむ。
日時:8月15日(日)16:00~19:00
入場無料、予約不要
大阪市西区京町堀 1-13-21
(1階奥 VADE MECVM.Showroom #2)