毎年秋の週末に大阪の魅力ある建築を無料で公開する、日本最大の建築公開イベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)」。昨年はCOVID-19の感染拡大の影響でバーチャル開催になったが、今年もオンラインプログラムをメインに、いくつかのリアルな建物公開プログラム等を実施する形で開催される。
バーチャル版イケフェス大阪の基本プログラムとなる「パブリックプログラム」では、参加建物の貴重な画像コンテンツをオンラインで公開。初参加7件を含む、150以上の生きた建築を公式ホームページ上でで見ることができる。
メイン期間となる2021年10月30日(土)・31日(日)には、建築や都市の専門家が出演する「トークライブ」や、髙島屋東別館、オーガニックビルなどの「動画」コンテンツ、在阪設計事務所11社のスタッフによるトーク動画「セッケイ・ロード」など昨年からの継続コンテンツに加え、初の試みとして、建物オーナーや関係者が語るエピソードや専門家による建物解説の「音声ガイド」も配信予定だ。
一方、大阪ガスビル、ルポンドシエルビルなど4つの建物では、特別公開(リアルな建物公開プログラム)を実施。公式ガイドブックもリニューアルされ、参加建物のリストのほかに、安藤忠雄の巻頭特別インタビューや専門家が大阪の生きた建築を読み解く「特集」を収録するなど、読み物としても充実した内容になっている。オンライン中心ながら、昨年とは違う切り口でも大阪の建築・都市の魅力を感じることができそうだ。
生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)2021
メイン期間:2021年10月30日(土)・31日(日)
プログラム:
1. スペシャルプログラム *配信等スケジュールはこちら
● トークライブ
専門家による動画の解説や、ガイドブックの特集テーマに沿ったセミナー、毎年恒例のクロージングトークなどをライブ配信。
● セッケイ・ロード
高麗橋通沿いの設計事務所を中心に2019年から始まったプログラム。今年は12社が参加。髙岡事務局長をモデレーターに迎えた事務所スタッフによるトーク動画を配信。
● 動画
実行委員会が新たに撮りおろしたオリジナル映像と、参加建物側が独自に用意した映像を配信。
● 音声ガイド
オーナーや関係者による建物にまつわるエピソードや専門家による建物解説を、ホームページに埋め込んだ音声で楽しむコンテンツ。
● 特別公開
実行委員会メンバー企業が実施する、建物等を実際に訪れて、その魅力を体感できるプログラム。
特別公開を実施する建物:大阪ガスビル、芝川ビル、日建設計大阪オフィス(銀泉横堀ビル)、ルポンドシエルビル[大林組旧本店]
開催時間等の詳細はこちら。
*日建設計大阪オフィス(銀泉横堀ビル)の一部プログラムは要事前申込[締切 10月26日(火)正午]● 連携イベント
大阪城址をリアルに訪れるスペシャルツアー「日本建築協会Presents!近代の大阪城址を歩く」
日時:10月30日(土)13:30~
受付場所:大阪城周辺
定員:20名
*要事前申込 https://ikenchiku.jp/news/8504[締切 10月26日(火)正午]2. パブリックプログラム
参加建物の貴重な画像コンテンツを。スペシャルプログラムに先駆け、10月22日頃から配信予定。来秋のイケフェス大阪2022まで公式ホームページで公開。
参加建物一覧はこちら。問合:生きた建築ミュージアム大阪実行委員会 info@ikenchiku.jp