大阪の魅力的な建築を一斉に無料公開する日本最大級の建築イベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2021(通称:イケフェス大阪)」の連携プログラムとして、淀屋橋の大阪ガス本社ビル北館1Fにて、公募「みんなのガスビル」 入賞作品展と、アーティスト・居城純子によるワークショップ「ガスビルから始まる新しい風景」が開催される。
アートフェア「ART OSAKA」を主軸に活動する一般社団法人日本現代美術振興協会(APCA)が、大阪ガス株式会社と協同して企画。
昭和8年に竣工し、当時最新式のモダンな建物として評された「大阪ガスビル」は、国の登録有形文化財として、現在も大阪ガスの本社屋として使用されている名建築だ。また、建設当初から先進的な「屋上庭園」が取り入れられ、御堂筋沿いのオフィスビルが立ち並ぶ都会に位置しながらも、緑が溢れる空間を保っている。
APCAは2021年7月に、この「大阪ガスビル」をテーマにしたアート作品のコンクールを実施。 その結果、年齢層は6歳~80歳まで、デザインや建築を専攻する学生やアートに取り組む福祉施設、美術やデザインを学ぶ高校生など多方面から応募があった。本展では、その入選作品30点を展示する。
同時に開催されるワークショップを手がける居城純子は、実在する風景をモチーフに油絵や水彩画を制作する作家。絵に塗り残しや余白を作り、鑑賞者の記憶と共に新たな風景をつくり出すことを目指している。
ワークショップ参加者はビル内を見学後、ビルの屋上庭園にちなんだモチーフを紙から切り出し作家と共に作品に飾り付け、緑化が進んだ御堂筋とそこに集う人々と共にある近未来の風景を描いていく。
生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2021 連携プログラム
公募「みんなのガスビル」 入賞作品展/居城純子 ワークショップ「ガスビルから始まる新しい風景」会期:2021年10月30日(土)、31日(日)
会場:大阪ガス株式会社 本社ビル北館1F
時間:10:00〜17:00 (入場は16:30まで)
入場料:無料
ワークショップ対象:子どもから大人まで(未就学児は保護者同伴)※当日会場にて受付
問合:一般社団法人日本現代美術振興協会 06-7506-9347 info@apca-japan.org
※感染症の状況によって、内容を変更する可能性あり。詳細は展覧会HPにて。
大阪ガス株式会社 本社ビル
大阪市中央区平野町4-1-2