難波のクロスホテル大阪にて、アートエキシビション「NICE TO MEET ART 2022 ~En to Rin~」が開催。
本展は、アートと人が出会うことにフォーカスした同ホテルの企画。コロナ禍で人と人との距離が遠のいている昨今の状況を鑑み、アートを通じて、身近な出会い(=縁)とつながり(=輪)の大切さを感じ伝えていきたいという想いから、テーマを「En to Rin」とした。
2020年に続き2回目の開催となる今年は、公益財団法人関西・大阪21世紀協会「アーツサポート関西」の企画協力を得て、関西・大阪を拠点として活動する3名のアーテイストの作品を、2期に分けて展示する。
展示内容
第1期:森村 誠「the Cityscape」
展覧会の案内DMに記載されている小さな地図をたくさん切り抜いて、集め、それらを糸を使ってつなぎ合わせてパッチワークのような作品を手掛ける。
本来、場所の位置を知るための地図が、意味がバラバラとなった無作為の面となると、そこに知覚の領域を超えて増殖しつづける都市の残骸が浮かび上がる。
その壊れた情報装置のような都市のイメージを、手芸で使う刺繍枠の中にはめ込み、再び人の手の中にひき戻す。
「the Cityscape」とは、経済や暮らしを支える都市が、人の制御を超えて膨張し、逆に人を疎外しかねない一面を持つことを示しているのかもしれない。第2期:小出 麻代・山本 理恵子「庭の音 / garden notes」
小出麻代と山本理恵子の2人のアーティストによるコラボレーション展示。
人は植物に接するとき、その成長を感じ、変化に気づき、ケアをする。そしてまた植物は、人をケアする存在でもある。
彼女たちは、そうした思いとともに、それぞれが制作した絵画・映像・立体作品を混ざり合うようをひとつの空間に並べ、また、交換日記のように交互に手元に置いて共同で制作した作品を展示する。
そこから浮かび上がるのは、自分と他者、実体とイメージなどのさまざまな「境界」であり、それが見る人の想像力を喚起する。
植物が育つ庭の呼吸する音に、静かに耳を傾けるように過ごす時間を目指す。(Webサイトより)
NICE TO MEET ART 2022 ~ En to Rin ~
会期:2022年7月14日(木)~8月21日(日)
第1期 7月14日(木)~8月3日(水)/第2期 8月7日(日)~8月21日(日)会場:クロスホテル大阪 1階「MEET LOUNGE」
時間:10:00〜20:00(最終入場 19:30)
※第1期・第2期ともに最終日(8月3日、21日)は17:00まで(最終入場 16:30)休廊:8月4日(木)~6日(土)
料金:入場無料
問合:06-6213-8281
大阪市中央区心斎橋筋2-5-15