大阪・中之島にある国立国際美術館にて、2022年9月10日(土)、11日(日)の2日間にわたり、「NMAO トーク・マラソン2022」が開催される。
本企画では、2021年に着任した館長の島敦彦をはじめ、美術館に所属する研究員が作家や批評家などを招き、現代美術を中心とする作家や作品、コレクションの管理や修復など、日々研究する領域について語り合う。
1日目には、哲学者であり小説家、批評家と幅広く活躍する千葉雅也、2日目には過去に同館で開催された『ニュー・ウェイブ 現代美術の80年代』に参加した現代美術家の中西學などが登壇。ほかにも、あらゆる立場から美術を見つめ、表現してきたゲストを迎える。
国立国際美術館は設備工事のため臨時休館中だが、とどまることなく活動を続ける研究員の姿を、うかがい知ることができる機会となるだろう。トークは現地聴講とオンライン視聴が可能。最前線で活躍する登壇者との対話から、これまで積み重ねてきた研究の成果、新たに生まれる活動の萌芽を感じてみるのはいかがだろうか。
【プログラム(登壇者)】
■9月10日(土)
10:00〜11:30
藤吉祐子(国立国際美術館 主任研究員)×端山聡子(横浜美術館教育普及グループ教育プロジェクトチームリーダー/主任学芸員)11:45〜13:15
島敦彦(国立国際美術館 館長)×中村茜(パフォーミングアーツ・プロデューサー/株式会社precog代表取締役)13:30〜15:00
橋本梓(国立国際美術館 主任研究員)×千葉雅也(立命館大学大学院先端総合学術研究科 教授)15:15〜16:45
田中晋平(国立国際美術館 客員研究員)×箭内匡(東京大学 大学院総合文化研究科 超域文化科学専攻 教授)18:00〜19:30
植松由佳(国立国際美術館 学芸課長)×トビアス・バーガー(大館現代美術館館長)
※バーガー氏はオンラインでの登壇
■9月11日(日)
10:00〜11:30
馬定延(国立国際美術館 客員研究員)×キム・ヘジュ(釜山ビエンナーレ2022 芸術監督)
※キム氏はオンラインでの登壇
11:45〜13:15
安來正博(国立国際美術館 上席研究員)×中西學(現代美術家)13:30〜15:00
小川絢子(国立国際美術館 研究員)×O JUN(画家)15:15〜16:45
福元崇志(国立国際美術館 主任研究員)×福尾匠(日本学術振興会特別研究員/哲学研究者・批評家)
日時:2022年9月10日(土)10:00〜20:00、11日(日)10:00〜17:00
会場:国立国際美術館地下1階講堂(オンライン配信とのハイブリッド開催)
料金:無料
※講堂での聴講の場合は要事前申し込み(先着順)。申し込みおよび詳細はこちら問合: 06-6447-4680(代表)
主催:国立国際美術館
協賛:ダイキン工業現代美術振興財団
大阪市北区中之島4-2-55