大阪府は、戦後から1970 年代にかけて日本の美術界で活躍した関西の作家の作品や、1990年から2001年まで毎年開催された「大阪トリエンナーレ」(国際現代造形コンクール)での世界各国の受賞作品などを中心に、国内外の美術作品約7,900点を収蔵している。その管理を担っている大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]では、このコレクションの活用の一環として、2018年度より、気鋭の若手アーティストが作品の選定等に関わるコレクション展を企画。今年度は大阪を拠点に活躍する写真家、麥生田兵吾(むぎゅうだ・ひょうご)を招聘し、展覧会「ココロヲウツス」を開催。
麥生田は、生と死をテーマに「Artificial S」というひとつの主題に専念し制作活動を展開。2010年より写真活動「pile of photographys」をWebサイト上で始め、1日も欠かすことなく撮影した作品を自身のブログに公開している。
本展で麥生田は、「曖昧なものを感じること、確かさを感じること、世界と心を感じること」をテーマに、独自の視点と感性で作品を選定。大阪府の収蔵作品群と自身の作品をともに並べ置き、そこから生まれる作品の不思議なイメージを探る。
会期:2020年1月17日(金)〜2月8日(土)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター1F room4
時間:11:00〜19:00
休館日:月曜日
料金:入場無料
問合:06-6441-8050
アーティストトーク
日時:1月26日(日)14:00〜15:00
ゲスト:大島賛都(アーツサポート関西チーフプロデューサー/学芸員)
料金:参加無料 *事前申し込み不要
大阪市西区江之子島2-1-34