文楽を中心とした古典芸能振興事業実行委員会(構成団体:大阪市、公益財団法人文楽協会)が、大阪が生んだ伝統芸能である人形浄瑠璃文楽を中心に、老若男女、また海外旅行者等も楽しめる企画として、2023年度に開催する「OSAKA BUNRAKUシリーズ」。その第1弾として、2023年10月13日(金)、14日(土)に大阪市中央公会堂にて「中之島文楽2023」が開催される。
この公演では、『日高川入相花王』より「渡し場の段」、『増補大江山』より「戻り橋の段」が人形浄瑠璃 文楽と講談、現代美術(プロジェクションマッピング)とのコラボレーションで上演される。2つの演目に共通するのは、「ガブ」と呼ばれる、美しい娘の人形の首(かしら)が一瞬だけ恐ろしい鬼に変わる仕掛けだ。「渡し場の段」では女としての情念が娘を鬼に変えるという悲しい場面を、一方「戻り橋の段」では正体を隠していた鬼女が本性を現すという恐ろしい場面がそれぞれ「ガブ」で表現される。同じ「ガブ」を使った表現でも、本公演では全く違った色を持つ2作品を同時に観られ、初心者でも親しみやすい内容となっている。
各演目の上演前には講談師の旭堂南海が物語を臨場感たっぷりに語り、文楽で上演される物語の理解を深められるほか、現代美術の画家・後藤靖香の情感豊かで力強い絵が、プロジェクションマッピングという形を通して舞台を彩る。
日時:2023年10月13日(金)18:30開演(17:45開場)、10月14日(土)12:30開演(11:45開場)
会場:大阪市中央公会堂 1階大集会室
料金:一般 前売2,000円 当日2,500円、高校生以下 前売500円 当日700円(要学生証)
※全席指定
※未就学児入場不可
※9月9日(土)10:00~一般発売開始チケット取り扱い:チケットぴあ(セブン‐イレブン店頭 Pコード:521‐486)、 ローソンチケット(ローソン・ミニストップ店頭 Lコード:52746) e+(イープラス)( ファミリーマート店頭 Famiポート)
主な出演者 :
太夫:竹本 織太夫
三味線:鶴澤 燕三
人形:吉田 玉男 (「増補大江山」の渡辺(わたなべの)綱(つな))、吉田 一輔(「増補大江山」の若菜(わかな))
囃子:望月太明蔵社中
講談: 旭堂 南海
美術:後藤 靖香(画家)問合:一般社団法人 アーツインテグレート TEL 06-6372-6707(平日10:00~17:00) FAX 06-6372-3691
大阪市北区中之島1-1-27