大阪中之島美術館では2024年1月27日 （土）から2月25日（日）まで、関西・大阪２１世紀協会との共同主催により、関西ゆかりの若手アーティストを個展形式で紹介するシリーズ「Osaka Directory supported by RICHARD MILLE」の第6弾として、木原 結花（きはら・ゆいか）の個展を開催いたします。
写真を学び、場所と身体性の関係をテーマに制作してきた木原は、氏名や戸籍等が判明せず、遺体の引き取り手が存在しない「行旅死亡人（こうりょしぼうにん）」に着目し、人間の存在の曖昧さを問いかける作品を作ってきました。
本展では、アニメ等の「聖地巡礼」から着想した新作を発表します。もともと宗教上の聖地の参拝を指す「聖地巡礼」ですが、今日ではアニメの舞台となった場所をファンが巡ることも意味します。木原は、アニメのキャラクターが作中で「存在」した特定の土地を実際に訪れ、架空の存在と実世界の境界を揺るがす表現を試みます。
（プレスリリースより）
木原 結花
1995年、大阪府生まれ。2019年、大阪芸術大学大学院芸術研究科 博士課程前期修了。
主な展覧会に、「DAZZLER」（京都芸術センター、京都、2022 年）、 「あざみ野フォト・アニュアル とどまってみえるもの」（横浜市民ギャラリーあざみ野、神奈川、2021 年）、 「ベルファスト・フォトフェスティバル」（ベルファスト市内、イギリス、2019 年）、「写真的曖昧」 （金沢アートグミ、石川、2018 年）、「A-Lab Artist Gate 2017」（あまらぶアートラボ、兵庫、2017 年）、「第 15 回写真『1_WALL』ファイナリスト展」（ガーディアンガーデン、東京、2016年）などがある。
Osaka Directory 6 supported by RICHARD MILLE 木原 結花
会期：2024年1月27日（土）～ 2月25日（日）
会場：大阪中之島美術館
時間：10:00～17:00 ※2月10日〜25日の期間は10:00〜18:00
料金：観覧無料
休館：月曜（2月12日を除く）
アーティスト・トーク
日時：1月27日（土） 11:00〜12:00
会場：大阪中之島美術館 2階 多目的スペース
登壇： 木原結花、大下裕司（モデレーター／大阪中之島美術館学芸員）
定員：30名程度 ※事前申込不要
料金：参加無料
⼤阪市北区中之島4-3-1
