2020年4月4日、大阪・堀江のギャラリー・Pulp、大阪・北浜の本屋・FOLK old book store、音楽イベント企画・HOPKENの共同運営によるギャラリー/イベントスペース兼ショップ「POL」が、大阪・谷町六丁目にオープンする。ギャラリースペースでは、Pulpディレクションの展示を軸に、さまざまな展示やイベントを行い、併設するショップでは、本 (FOLK old book store担当)、CDやレコード(HOPKEN担当)を中心に取り扱う。
PulpとHOPKENは、2019年6月まで、本町にある同ビル内で営業していた。その後HOPKENは店舗をもたずに活動。Pulpは南堀江に移転したが、レンタルスペースとしても運営しているので自主企画の展示が満足にできないという課題を抱えていた。一方、FOLK old book storeは古本屋としてスタートしたが、2019年から新刊も精力的に仕入れており、売場が手狭になってきている。3店の代表は同い年でかねてから親交があり、それぞれが新たな一歩を踏み出すために、既存の活動に加えて新スペースの共同運営に乗り出すこととなった。
POLの第一弾企画は、POLのロゴを制作したグラフィックデザイナーで、音楽家としても活躍するBIOMANによる展示「俺はこうやるⅡ」。BIOMANが2009年から現在に至るまでの約10年間に製作した、260点超のデザイン・アートワーク作品群のアーカイブ展だ。デザインという一種の編集作業と純粋表現という相反するものを並行して行い、デジタルとアナログ両方を用いるバラエティ豊かな作品群を見ることができる。
奈良県出身、大阪府在住。音楽家、DJ、グラフィックデザイナー。
グラフィックデザインでは、音楽関係を中心にデザイン及びアートワークを多数手掛ける。2015年、イラストレーターの沖真秀との二人展「赤ちあん」を開催。2017年、伊波英里、南田真吾とともに三人展「ビッグ3」に参加。2019年、アーカイブ展「俺はこうやる」開催。
音楽では、インストバンド「neco眠る」に所属、シンセサイザーと作曲を担当。
2014年、2ndアルバム「BOY」にてメインコンポーザーを務め、2017年、安部勇磨(never young beach )、スチャダラパー+ロボ宙を迎えた両A面シングル「SAYONARA SUMMER / ひねくれたいの」両曲の作曲を手がける。CASIOトルコ温泉のMTGとのユニット「千紗子と純太」では作詞作曲を担当。
2017年に初EP「夢の海」、2018年9月に1stアルバム「千紗子と純太と君」を発売。王舟との「王舟&BIOMAN」では、2018年イタリアにて製作されたインストアルバム「Villa Tereze」をリリースし、2020年テレビ東京ドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」の劇伴音楽を担当。
会期:2020年4月4日(土)〜
13日(月)※5月5日まで会期延長、アポイント制の営業 pol2020.jp/appointment/会場:POL
時間:平日 15:00〜21:00/土日祝 12:00〜19:00
休廊日:水、木曜日
問合:info@pol2020.jp
大阪市中央区谷町6-18-29 2F(カレー屋・アララギの上)