EGO-WRAPPIN’のCDアートワーク、朝の連続テレビ小説「スカーレット」(’19)での劇中作品制作など、大阪を中心に幅広い活動を行なっている小澄源太氏。
昨年は、Osaka Metro阿波座駅地下通路壁面のために近隣の小学生たちと協力し「アートな精霊」というウォールアートを完成させました。その作品展示1周年を記念して、この夏、大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]では、大々的な小澄源太の展覧会を開催することとなりました。
今年、50歳を迎える彼が本展でテーマとして掲げた言葉は「意味のないことにも意味はある」です。
これまでは制作することの意味を求め、それを追求するために作品を作っていたという小澄氏ですが、この考えを一旦手放し、作品を鑑賞した人にそれぞれ解釈を委ねてみたらまた別の意味が生まれるのではないかということで、本展ではこれまでに制作してきた数々の作品や、初展示となる新作のほか、大阪府20世紀美術コレクション作品の中から彼が選んだ作品に呼応した新作を展示いたします。
いくつかのキーワードで分けられ、おびただしい数の作品群による濃密な空間展示の中からどんな意味を見つけられるのか、ぜひご自身で体感してください。
展示概要
・いくつかのテーマのもと、小澄源太氏の作品約200点が会場内に所狭しと展示されます。
・小澄氏が大阪府20世紀美術コレクションの中から選んだ作品を展示し、その作品からインスピレーションを受けて制作した小澄氏の新作を同時展示します。
・会期中には、作家本人が会場に滞在します。また、「精霊」のお面づくりや西区特別養護老人ホーム江之子島コスモス苑にて出張ワークショップを行います。
・enoco地下1階にあるカフェ「CORAL PARLOR enoco」にて、本展覧会をイメージしたメニューを提供します。同じく地下1階にある古書店「ON THE BOOKS」では、小澄源太作品グッズや彼のテーマの一つである精霊、アニミズムなどの関連書籍、写真集などを販売します。
※詳しくは、enocoホームページ展覧会サイトをご覧下さい。(主催者より)
会期:2024年7月4日(木)~28日(日)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター 1F ルーム4
時間:11:00〜19:00 ※最終日の28日(日)は〜15:00
休館:月曜
料金:入場無料
問合:06-6441-8050
大阪市西区江之子島2-1-34