2024年8月24日(土)から、心斎橋のMarco Galleryにて、グループ展「KIOSK」が開催されている。
本展では、⼤阪・新世界でジンやレコード、アートワークなどの販売・展示などを行うVOYAGE KIDSと、南堀江のギャラリー・Pulpの協⼒を得て、バラエティに富んだ総勢16名のアーティストの作品を紹介。
ギャラリー内にKIOSK(売店のような屋台)を設置し、それぞれのアーティストが⼿がけたリソグラフや、Tシャツを並べる。
出展アーティスト
(R) 寫眞 / R Shashinn
10代前半からストリートカルチャーに邁進し路上で友⼈たちと⽇々遊ぶ延⻑で表現活動を始める。
2020年頃から本格的に写真表現に⼒を⼊れ、 ⾃⾝を取り巻く環境、仲間や街の “光っている” 瞬間を切り取っている。切り取る対象の特性上、写真の現像や印刷は⾃⾝で全て⾏うことを好み、 その発表においても限られた場所で扱われる。ZINEの制作や街でのゲリラ展⽰と⼀貫して、ニッチで突発性のある路上的表現を⾏なっている。
2022.12 個展”原始冒銀” ⼤阪・VOYAGE KIDS
2023.02 “EAST EAST 東京・科学技術館
2023.12 “Study ⼤阪関⻄国際芸術祭” ⼤阪・船場エクセルビル
2023.12 個展”街盗者2-1″ ⼤阪・VOYAGE KIDS⼀林保久道 / Hokuto Ichibayashi
⽇本・⽯川県出⾝。1992年⽣まれ。
京都精華⼤学芸術学部造形学科⽇本画専攻卒業。
⾃然の中にある鉱物や動植物を素材にしてきた古典的な⽇本画絵具ではなく、あえてアクリル絵具等を使⽤することで、⼈⼯物に囲まれた社会に⽣まれ育った世代のリアルな美的感覚を表出させる。
古典的な⽇本画技法を駆使し、ゲームのビジュアル表現を採り⼊れ2000 年代以降の⾵俗をモチーフにした作品を制作している。今中健太 / Kenta Imanaka
1999年奈良県出⾝。
2024年3⽉ 広島市⽴⼤学⼤学院芸術学研究科造形芸術専攻博⼠前期課程修了。
⾃分の頭の中にある世界の登場⼈物や物語の⼀部を切り取ったものを、鑑賞者に愛や⼤切にする⼼を思い出して欲しいという願いを込めて童⼼やいつくしむ⼼をテーマに油彩画の技法を主に⽤いて制作している。
額縁を空想と現実の2つの世界を繋ぐポータルとして考え、絵画と共に制作している。umao
動物と⻘⾊が好き。
東京都在住。 京都精華⼤学デザイン学部イラストレーションコース卒業。
2016 年よりフリーのイラストレーターとして、書籍や広告、web などの媒体で活動。
グループ展や多数の個展を開催する等、様々な分野で精⼒的に作品を発表し続けており、2022年12⽉には、初めての作品集となる『DAISUKI』が出版された。RYO OGATA
2001年⽣まれ 東京都出⾝。
東京藝術⼤学 先端芸術表現科 ⼤学院修⼠⼀年在学中。
⾼校在学時から居酒屋やお寺などで個展を開催し、⼤学⼊学後も様々な場所や媒体で発表を重ねる。
⽇本画や浮世絵、妖怪などに着想を得た作品を制作し、あの世とこの世の狭間に存在する世界を描き出している。絵画や⽴体、アニメーションなどを通じて表現している。神出謙 / Ken Kamide
1997年ロサンゼルス⽣まれ。
2022年東京藝術⼤学美術学部デザイン科卒業、同⼤学⼤学院デザイン科第7 研究室在学。
幼少期に遊んだおもちゃやコミックなどのアメリカンポップデザインに影響を受けたカラフルでデコラティブな作品を主に制作する。Kamerian.
Kamerian.は1990年⽣まれ。
グラフィックアーティストとして国内外で活動。
タトゥーアートやアニメーション、漫画などから影響を受ける。よく知られた寓話や⼤衆⽂化をモチーフに、欧⽶アニメを彷彿とさせるような強い輪郭線と⾊彩でメルヘンチックかつ倒錯的な世界観を作り上げる。狂想曲のようなポップな作⾵に性や暴⼒などの背徳的表現を盛り込むことで、寓話や⼤衆⽂化が本来的にもっている暗部を露呈させる。テーマは「幼稚で暴⼒的」。北⼭雅和 / Masakazu Kitayama
グラフィックデザイナー。
Cornelius、⻘葉市⼦、OKAMOTOʼS、GEZAN、cero など、⾳楽を中⼼としたアートワークを⼿がける。
2015年より「TYPOGRAFFITI」と題した作品を展開。
SEALDs、PERFUME、METAFIVE、C.R.A.C.、河村康輔、UNDERCOVER MAD STORE と多様なコラボレーションを重ねながら、展⽰、制作を続けている。笹崎凜 / Rin Sasazaki
奈良県出⾝。
2024年 京都精華⼤学 ⼤学院 芸術研究科 博⼠前期課程 版画領域 在籍。
芸術は⽣活の延⻑線上にあるささやかなものであると考え、⾃分の過去、内⾯、⽇常を描き出す私作品を制作。版画やアニメーション、粘⼟や漫画といった多様なメディアを⽤いる。
2023 “SCOSWAPAN” Gallery Heptagon / 京都
2023 “侵⾊:開始” 京都精華⼤学ギャラリーTerra-S / 京都
2024 “Saturday Night Once More (curated by Marco Gallery)” Wall_alternative / 東京
2024 “A-Lab Artist Gate’24” A-Lab / 尼崎
2024 “ユーモアビート” Marco Gallery / ⼤阪Kousuke Shimizu
東京を拠点にアナログコラージュ、シルクスクリーン、イラストレーション、グラフィックから半⽴体物など、様々な⼿法、アイデアを取り⼊れ作品制作。
東京、⼤阪、ドイツ(ベルリン)など国内外での個展開催、国内外での様々なグループ展、エキシビジョンに参加。
作品制作と共に、アパレルブランド COMME des GAR.ONS、KIDILL、STUSSY (USA) や広告媒体などに作品を提供。⽩根ゆたんぽ / Yutanpo Shirane
イラストレーター。
1968 年埼⽟県深⾕市⽣まれ。東京在住。スズキエイミ / Eimi Suzuki
現代美術家・ジュエリーデザイナー・マルチアーティスト。
1993年⽣まれ。
2016年 ⽂化学園⼤学 造形学部 ジュエリー・メタルワークコース卒業。
⽣や偏⾒、祈りをテーマとし、古典美術を現代に落とし込んだコラージュにペインティングを組み合わせた平⾯作品を制作する他、⾦⼯作品やオブジェなども⼿掛ける。
国内外で開催する展⽰活動を精⼒的に⾏いながら、アートディレクションやファッションブランドとのコラボレーションの他、CD ジャケットや映画関係、装丁の描き下ろし等、その活動は多岐に渡る。
2022 年夏 ジュエリーブランド「eimiess」を始動。
出版物に 画集「Anatomie de l’Art Insolite dʼEimi Suzuki 悍ましくも美しきものの解剖学」他2冊がある。NAZE
1989年茨城県⽣まれ。
グラフィティカルチャーをベースに、触覚的な筆致で描かれるドローイング、スプレーやコラージュを⽤いたペインティングや、廃棄物を使ったオブジェ、テキスタイルワークなどの作品を制作している。また、contact Gonzo としても活動を⾏う。
近年の主な展覧会に、「Flowers」(FINCH ARTS、京都、2020)、「ceramic scramble」(ゲンロン カオス*ラウンジ 五反⽥アトリエ、東京、2019)、「net/stoke GRAFFITI」(Vincom Center for Contemporary Art、ベトナム、2017)、「VOCA 展2016」(上野の森美術館、東京、2016)、「鉄道芸術祭vol.5」(アートエリアB1、⼤阪、2015)などがある。宮下サトシ / Satoshi Miyashita
1992年東京都⽣まれ。
2016年多摩美術⼤学⼯芸学科陶専攻卒業。
近年の主な展覧会に、19年キュレーションおよび出展「ceramic scramble」(五反⽥ゲンロンアトリエ、東京)、「TOKYO2021 慰霊のエンジニアリング」(⼾⽥建設、東京)、「ART AS GIFT」(オン・サンデーズ、東京)、20年「Satoshi Miyashita popup」(BEAMS JAPAN 新宿、東京)、「BROCKHEAD MOTORS RC CAR EXHIBITION」(TOKYO CULTUART by BEAMS、東京)、「once again」(TOKYO culated by BEAMS、東京)、「Y-generation artist」(銀座 蔦屋書店アトリウム、東京)、「Beautiful Dreamer」(ware house gallery、⾹港)、21年「Gallery of taboo」(⽇本橋、東京)など。UC EAST
徳島県出⾝、⼤阪府在住。
クラブカルチャーに触発されLIVEPAINT から活動を開始。LIVE であることに重点を置いたパフォーマンスを様々な⾳楽家と共に作り出す。その他にも個展やグループ展、⾳楽のカバーアートやフライヤーなどのデザイン、アパレルコラボなど様々な制作活動をしている。CCH/ Shunsei Wada
1999年宮城県⽣まれ。
⽇常の中で浮かんでくる有象無象の記憶や違和感を、主に幼少期の拙いイメージを頼りに、ドローイングを起源として絵画、⽴体、インスタレーション、タトゥーを主とした表現形式で活動を⾏なっている。
Group exhibition “KIOSK”
出展作家:(R)寫眞、⼀林保久道、今中健太、umao、RYO OGATA、神出謙、Kamerian.、北⼭雅和、笹崎凜、Kousuke Shimizu、⽩根ゆたんぽ、スズキエイミ、NAZE、宮下サトシ、UC EAST、CCH/ Shunsei Wada
企画協⼒:VOYAGE KIDS、Pulp会期:2024年8⽉24⽇(⼟)〜 9⽉15⽇(⽇)
会場:Marco Gallery 1F
時間:13:00〜18:00 ※最終⽇は17:00まで
定休:⽉・⽕曜
大阪市中央区南船場1-12-25
竹本ビル 1F