国立国際美術館の所蔵作品を紹介する展覧会「コレクション1 彼女の肖像」が、2024年11月2日(土)から同館にて開催される。
本展は、同館のコレクション展としては初めて、女性像を切り口とした企画。女性の登場する所蔵作品約500点の中から、多様な主題と表現による約100点の作品を展示する。
ジェンダーの観点を念頭におきつつ、メディア、家族、労働、国家などのキーワードを通して、所蔵作品を新たな角度から見つめ直す。
2023年度に新たに収蔵された、ポルトガル出身のレオノール・アントゥネス(1972〜)《主婦とその領分》や、関西で活躍する若手画家・谷原菜摘子(1989〜)の初期の代表作、2024年のVOCA展(上野の森美術館)に選出され奨励賞を受賞した片山真理(1987〜)による写真などは、今回が初展示。
また、1950年代に型破りな「女」の肖像の連作で注目を集めた芥川(間所)紗織の、ローケツ染めによる大作《「神々の誕生」神話より》を展示予定だ。
出品作家(変更となる場合あり)
福田美蘭、ミヒャエル・ボレマンス、小川信治、カリン・ザンダー、芥川(間所)紗織、アンディ・ウォーホル、スタジオ65、岡本信治郎、安齊重男、柏原えつとむ、ソフィ・カル、ダーン・ファン・ゴールデン、アストリッド・クライン、野田哲也、小西紀行、マルレーネ・デュマス、サニー・キム、久保田成子、デイヴィッド・ホックニー、木下晋、荒川修作、ルイス・W.・ハイン、宮本隆司、小沢剛、饒加恩(ジャオ・チアエン)、石内都、アンドレアス・グルスキー、石川真生、山城知佳子、テリーサ・ハバード/アレクサンダー・ビルヒラー、片山真理、谷原菜摘子、レオノール・アントゥネス、高松次郎、須田悦弘、アレクサンダー・コールダー、ジョアン・ミロ、マリノ・マリーニ、マーク・マンダース、ヘンリー・ムア
会期:2024年11月2日(土)〜2025年1月26日(日)
会場:国立国際美術館 地下2階展示室
時間:10:00〜17:00、金・土曜は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
休館:月曜(11月4日、1月13日は開館し、11月5日、1月14日は休館)、年末年始(12月28日~1月4日)
観覧料:一般 430円、大学生130円、高校生以下・18歳未満・65歳以上無料(要証明)、心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(要証明)
夜間割引料金(対象時間:金・土曜の17:00〜20:00)一般250円 大学生70円
※本展は同時開催の特別展「線表現の可能性」の観覧券で観覧可
※無料観覧日: 11月2日(土)、11月3日(日・祝)、11月16日(土)、11月17日(日)、12月7日(土)、1月11日(土)ギャラリー・トーク
日時:11月24日(日)14:00〜
参加無料(要観覧券)、先着60名 (開始30分前から、地下2階会場入口にて聴講用ワイヤレス受信機を貸出)問合:06-6447-4680
大阪市北区中之島4-2-55