大阪・中之島周辺に位置する、文化施設などを中心とした13機関による国内最大規模の創造ネットワーク組織「クリエイティブアイランド中之島」。文化と経済の両輪による持続可能な都市のリブランディングにより、“世界中の人々が訪れ集うクリエイティブなまち中之島” を目指して活動している。
2024年11月には、スペシャルプログラムとしてさまざまなイベントを開催。シンボルシンポジウムやナイトミュージアム、リバークルーズツアーを含む5つのプログラムによって、クリエイティブアイランド中之島の取り組みを内外に発信する。

11月20日（水）に開催されるトーク&リーディング「中之島15の場所での物語」には、独特の言語・身体表現を通じて現代社会を捉えた作品で世界的に活躍する、演劇作家・小説家で演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰の岡田利規らが登壇。
岡田は、2019年より中之島にて数回のリサーチを実施し、滞在執筆を経て、今夏「中之島15の場所での物語」を創作した。過去から現在の歴史文化や未来的SF的感性が混在する15個のオリジナルストーリーが、11月1日より、中之島15か所のミーティングポイント（サインスタンド）に配架されている。
今回のイベントでは、実際に滞在して執筆の場ともなったgraf porch にて、岡田とコラボレーターである服部滋樹（graf 代表、クリエイティブディレクター）、竹内厚（編集者）との対話を通じて作品の魅力を紐解いていく。作者自身のリーディングも予定。

11月23日（土）に開催される「エクスチェンジプログラムvol.2 国立国際美術館×大阪中之島美術館　コレクションをめぐるナイトミュージアムツアー＆トーク」は、中之島の2つの美術館で現在開催されている、それぞれのコレクションをテーマにした特別展のギャラリーツアー。各館の担当学芸員が、出展作品の中から複数作品を選りすぐり、展覧会の見どころを語る。両館をつなぐトークでは、ウェブ版「美術手帖」編集長の橋爪勇介が聞き手となり、美術専門誌編集長の視点から、コレクション展の可能性等について掘り下げる。