大阪府を拠点に、自己の断片的な経験のコラージュにより、他者の感覚にアプローチするようなものを制作されている内藤紫帆さんの個展を開催致します。
彼女が制作する「もの」は作品が空間を介して暮らしに届いて来るような知覚があります。
空間に作品が置かれることで、「もの」という存在と空間の関係性にすごく興味を持ちます。今回の展示では彼女がつくる「もの」をならべた空間構成から私たちの暮らしにどのように影響するかを妄想してもらうと共に、心理的安全性の高い「部屋」という彼女自身の思考が表出している場ととらえてもらえたら嬉しいなと感じています。
好きな空間にobjectを沢山並べるという思いから「roooom」という展示名としました。
MUYO 家主
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内藤紫帆|NAITO Shiho
1993年生まれ。収集物の紙や石、木片、骨董市で見つけたガラクタなど、
これまで出会ってきたものを素材として組み合わせて制作を行っている。
これまで多く制作していた立体の色や形に深い意味はなく、
その軽さを好んでいたのですが、最近は立体に出発点を設けています。
主に写真からスケッチを起こしたり、そこに写り込むものだけでなく、
その周辺に付随する記憶も立体の要素としながら制作しています。
自身の個人的な出来事を振り返り、潜ませながら、
他者の感覚にも静かに重なるような作品の在り方を考えています。
NAITO SHIHO solo exhibition「roooom」
会期:2025年2月1日(土)〜23日(日) ※土・日・月曜のみオープン
会場:MUYO
時間:11:00〜18:00
休廊:火〜金曜
料金:入場無料
大阪市北区豊崎4-9-16
白苑3F
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