
2025年6月21日(土)に、京都のAlternative Space yugeにて、「『絵画』はいかにして観客をつくれるのか?」と題したトークイベントが開催される。
美術、演劇を中心とする批評誌(ZINE)を発行する「散文と批評『5.17.32.93.203.204』」が主催。
美術家でパープルームを主宰する梅津庸一、京都在住の画家・沖見かれん、ギャラリー「FINCH ARTS」ディレクターの櫻岡聡、藤井寺市土師ノ里(はじのさと)でアーティスト・ラン・スペース「デラハジリ」を運営するアーティスト・下浦萌香が登壇する。
本座談会では、絵画とその観客との関係について、多角的な視点から意見を交わします。観る側の多様性は、表現の幅を広げる重要な土台です。限られた層にのみ届く作品ばかりが評価される状況では、表現の方向も次第に画一化してしまいます。
だからこそ、ジャンルのどこかに、これまでとは異なる背景や感性を持つ人々を惹きつける場が必要です。さらに言えば、革新的な表現は、既存の観客が身につけてきた作法に挑みます。ジョン・デューイが述べたように、「新しいスタイルの美術作品はそれら自身の観客をつくる必要がある」のです。
「絵画」の領域に多様な生態系を保ち、作法を更新していくために——わたしたちは、新たな観客の可能性について考える必要があります。本座談会が、その探求の一助となれば幸いです。(主催者)
「絵画」はいかにして観客をつくれるのか?
日時:2025年6月21日(土)18:00〜19:30
会場:Alternative Space yuge
登壇:梅津庸一、沖見かれん、櫻岡聡、下浦萌香
料金:1,000円
定員:30名
予約:neighbor.reservation@gmail.com
上記のアドレス宛に「氏名・人数・電話番号」を記載のうえ、件名を「250621トーク」として送信
京都市左京区東門前町519-10