紙の専門商社・株式会社竹尾が運営する淀屋橋見本帖にて、2025年10月10日（金）から12月7日（日）まで、「PAPER & TRIAL ─GMUND COLORS MATT & KAKO FUJITA─」が開催される。

“紙とデザインと実験”をテーマとした「PAPER & TRIAL」は、淀屋橋見本帖で継続的に展開されている企画。その第5弾となる今回は、ドイツの製紙メーカー グムンド社のファインペーパー「グムンドカラーマット-FS」を取り上げる。
グムンドカラーマット-FSは、色鮮やかでクラシカルかつマットな風合いを基調としている。全48色のカラーバリエーションは、グムンド社独自のカラーシステム「Gmund Colors」を採用。全ての色が互いに調和するようにデザインされている。

本展では、藤田佳子によりデザインされた、グムンドカラーマット-FSを使用したVカット加工の貼箱を展示。Vカットとは芯材となる厚紙にV字の溝を入れ折り曲げる加工方法で、シャープな角を持つ貼箱を形成することができる。
今回は溝の角度を再設計することで、角度によって違った形に見える歪な箱に仕上がっている。

なお、展示初日には、藤田とデザイナーの原田祐馬（UMA/design farm）を迎え、本展の見どころや、展示作品の制作秘話などを話すトークイベントも予定されている。