
女性や身体、性差といったテーマ、宗教性や制度、植⺠地主義など社会構造を問う表現を展開するアーティスト・笠原恵実子の個展「DR 2019-」が、2026年2月28日(土)より、肥後橋のThe Third Gallery Ayaにて開催される。
笠原は、彫刻、写真、映像やパフォーマンスなど、多岐に渡るメディアを用い、性別や宗教といった社会における規定や制度について、作品制作を行なってきました。本展覧会「DR 2019-」では、植民地主義の形成と発展に深く関わる近代鉄道の敷設について、2014 年より展開してきたプロジェクトの最終章を発表致します。
経済的発展に伴い拡張し、漠然とした憧憬を生み人々を魅了する鉄道は、他方で、単なる移動や物流手段に留まらず、他文化への越境を進めるものでもあります。作者は、そうした鉄道と、それを生み出す原資となる貨幣の関係に着目し、現在続く侵略行為の、その連鎖をも示唆する、矛盾を孕んだ社会的メタファーとして捉えます。そして、自らが行う子どものいたずらのような行為と、それらの記録を集積した作品制作を通して、反復する歴史からの逸脱とその転覆を考察します。
これまで、近代の植民地主義に深く関わる鉄道路線である、シベリア鉄道、旧南満州鉄道、アメリカ大陸横断鉄道、そして今回発表する旧ドイツ国鉄を、作者が実際に巡ってきた制作の試みを、ぜひ御覧ください。
※展覧会名にあるDRは、Deutsche Reichsbahn(旧ドイツ国鉄)の略称
(The Third Gallery Aya)
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作家プロフィール
笠原 恵実子(KASAHARA Emiko)
1988年多摩美術大学大学院美術研究科修了後、ニューヨークを拠点に活動。現在は日本を拠点に国内外で作品を発表。彫刻、オブジェクト、写真、映像、パフォーマンスなどのメディアを用い、女性や身体、性差といったテーマから、宗教性や制度、植⺠地主義といった社会構造を問う表現を展開、主なプロジェクトに、85か国の教会の献金箱を記録した《OFFERING》や、戦時中の陶器製手榴弾を扱った《K1001K》などがある。2000年以降の主な展覧会・活動歴:
2025年 「時代のプリズム: 日本で生まれた美術表現1989-2010」国立新美術館、東京/「セカイノコトワリ―私たちの時代の美術」京都国立近代美術館、京都
2015年 「Parasophia: 京都国際現代芸術祭2015」
2014年 「横浜トリエンナーレ2014」
2004年 「第14回シドニー・ビエンナーレ」
会期: 2026年2月28日(土)〜3月28日(土)
会場:The Third Gallery Aya
時間:水〜金曜 13:00〜19:00、土曜 13:00〜17:00
休廊:日〜火曜 ※火曜はアポイント制(info@thethirdgalleryaya.comへ前日12:00までに要予約)
※ 3月1日(日)は特別オープン。時間は13:00〜17:00関連イベント
オープニングパーティー
日時: 3月1日(日)17:00〜18:00アーティストトーク
日時:3月12日(木)19:30〜21:00
会場:The Third Gallery Aya/YouTube配信あり(後日、視聴可能)
参加費:1,000円
予約先:info@thethirdgalleryaya.com / 06-6445-3557
※申込後に詳細を案内
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル2・4F



