
肥後橋のギャラリー・Yoshimi Artsにて、佐藤克久(1973-)の個展「い – い え」が開催される。同ギャラリーでは初の個展。
佐藤の作品は、絵画を構成する諸要素や、それを取り巻く制度的枠組みを解体し、軽やかかつ知的な手つきによって再構成することで、多様な形態へと変換されています。しかしそのいずれもが、なお「絵画」として知覚されるという、既存の認識を揺さぶる感覚を伴っています。
展覧会タイトル「い – い え」には、複数の意味が重ねられています。それは、「いいえ」という否定の言葉であり、「良い絵」という響きであり、また暮らしや生活の場としての「いい家」でもあります。
本展で佐藤は、ロール状のキャンバスに描かれた絵画を切り抜き、裏打ちを施して家型の形態へと展開した新作《い-い え》を発表します。また、ステイニングなどによって描かれたキャンバスに切れ目や穴を加え、それらを繋ぎ留めることで構成された立体作品《とりもなおさず》や、パネルに貼られたキャンバスを切断し、再びビスによって固定した作品《いんきち》も展示する予定です。
これらの作品群は、支持体や構造といった絵画を成立させる要素そのものへ介入することで、平面と立体、絵画とオブジェクトの境界を横断しながら、絵画の在り方を提示しています。(プレスリリースより)
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略歴
佐藤克久(さとうかつひさ)
1973年広島県生まれ、現在愛知県在住。1999年愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。
近年の主な個展に、「こりごりごり」(名古屋造形大学ギャラリー/愛知、2025)、「空っぱ」(Maki Fine Arts/東京、2024)、「SHOUONJI ART PROJECT 28th 佐藤克久 うらおもて」(照恩寺/東京、2021)。主なグループ展に、「豊田市美術館開館30周年記念コレクション展 星と星座」(豊田市美術館/愛知、2025)、「500m美術館vol.27「絵画の現在地」」(札幌大通地下ギャラリー500m美術館 /北海道、2018)、「あいちトリエンナーレ2016」(名古屋市美術館会場/愛知、2016)など。
佐藤克久「い – い え」
Sato Katsuhisa “yes – not yet”会期:2026年5月30日(土)〜6月21日(日)
会場:Yoshimi Arts
時間:12:00〜19:00(日曜は〜17:00)
休廊:月・火曜
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル3F





