
言語化できない事象を抽象的かつコンセプチュアルな視点から読み解くアーティストを招聘し、展覧会やトークイベントなどを開催しているアートラボ「SUCHSIZE(サッチサイズ)」。これまでは大阪・山王の自らのスペースで活動してきたが、2026年からは外部での企画も展開する。
その第1弾となる展覧会「Re-Mirroring Matter」が、2026年5月28日(木)〜6月13日(土)に、心斎橋のクリスタ長堀にて開催される。同時期に大阪各所で開催されている「Osaka Art & Design 2026」の参加プログラム。
作品を出品するのは大西伸明。大西は現在、山王のSUCHSIZEで開催されている展覧会「drifting elements」にも参加している。
日常にある物体を「型どり」、モノの存在を再度立ち上げる大西伸明。それは情報が飽和し、あらゆる事象が記号におおわれた現代において、「見慣れた世界」という既成概念を解体します。大西の作品は、大量生産が当たり前の日用品を、樹脂と絵具を用いた手作業によって再現したものです。その精巧な彩色と、露出した樹脂の透明感との対比は、私たちのモノに対するイメージを揺さぶります。会場には、滝を借景とした電球の作品と、広場に佇む見慣れたモノたちが並びます。その多くは、クリスタ長堀で販売されている物品のようですが、透明な樹脂の内部を凝視するとき、眼前の風景は反転します。電球の作品が映し出す「逆流する滝」のごとく、慣習化し、無意識へと追いやられた現実を「リ・ミラーリング」したいと思います。
(SUCHSIZE)
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Nobuaki Onishi | 大西伸明 (b.1972, Okayama, Japan)
日常の片隅にある物体の表面を、樹脂の皮膜として剥ぎ取り、再び形を与える。その精巧な彩色と、あえて露出させた樹脂の肌との対比は、私たちの認識の境界を揺り動かしていく。かつて富山県・発電所美術館の巨大な空間を占拠したミニクーパーやテトラポットから、手のひらに収まる錆びた釘や枯れ枝、椿の一葉まで。スケールを横断する卓越した技術は、ありふれた日常を「作品」へと変容させる。2011年からは岡崎和郎との対話を通じ、マルチプルという手法で世界を編み直す活動を続けている。
主な展覧会に、「あらゆる透明なユーレイの複合体」(真庭市蒜山ミュージアム/岡山、2025)、「注目作家紹介プログラム チャンネル2: 大西伸明 UNTITLED」(兵庫県立美術館、2011)、「LOVERS LOVERS」(入善町 下山芸術の森 発電所美術館/富山、2008)など。
SUCHSIZE ~𝖮𝗌𝖺𝗄𝖺 𝖠𝗋𝗍 & 𝖣𝖾𝗌𝗂𝗀𝗇 𝟤𝟢𝟤𝟨 𝖺𝗍 𝖢𝗋𝗒𝗌𝗍𝖺 𝖭𝖺𝗀𝖺𝗁𝗈𝗋𝗂~
「Re-Mirroring Matter」
アーティスト:大西 伸明会期:2026年5月28日(木)〜6月14日(日)
会場:クリスタ長堀 滝の広場
時間:11:00〜21:00
料金:入場無料
主催:大阪アート&デザイン実行委員会
企画制作:SUCHSIZE
制作協力:株式会社レブ・クリエイト
クリスタ長堀 滝の広場
大阪市中央区南船場4-12
長堀地下街




