中崎町のSUNABAギャラリーにて、船越菫の個展「アーキタイプの露光面」が開催。
船越は京都市立芸術大学修士在学中。筆跡をなくした画面によって油彩画に映像のシャローフォーカスのような質感をとりこみ、記憶内の情景や実在的な光と空間の再現を試みている。2020年には、「TOKYO MIDTOWN AWARD 2020 アートコンペ」グランプリを受賞した。
作家ステートメント
人の情緒性や想像力の原点となる” 無意識 ”の在り様を、ユングは分析心理学において「アーキタイプ」と名付けました。曖昧で流動的な色彩やモチーフから何を想起し、想像するかということは、自身をとりまく時代や場所、積層された記憶のうえに形成された、その人の無意識の領域を映し出すことかもしれません。フィルムが露光される瞬間のように、画面上に自身の無意識の像を映し出す光を見つめて頂けたらと思います。
船越菫
会期:2021年5月29日(土)〜6月9日(水)
会場:SUNABAギャラリー
時間:14:00~20:00、水曜日〜18:00
休廊:木・金曜日
入場料:無料
大阪市北区中崎西1丁目1-6 吉村ビル302
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