大阪府内の障がいのあるアーティストの作品を現代美術のマーケットに紹介するプロジェクト「capacious(カペイシャス)」。現代アートの歴史や言葉による縛りなど既成の枠組みを取り外し、作品を純粋に鑑賞することで広がる可能性を追求している。
Calo Bookshop & Cafeで開催される「カペイシャス展覧会 #15」では、黒瀬貴成の作品を展示。
黒瀬は1994年生まれ、2013年からYELLOW(泉佐野市)で制作活動を行っている。「◯◯さんが◯◯している所。」「僕が◯◯になって◯◯している所。」という設定で、ある一場面を描くシリーズや、「黒瀬貴成を探せ!」シリーズ等がある。意表を突く場面設定は、予定調和を悠に飛び越えながらも、観る者に爽快感を伴うユーモアを与える。
また、作家の湧き出るエネルギーを感じさせる、色鉛筆を使って強い筆圧でカリカリと塗り込んでいくスタイルも特徴的だ。
会期:2021年6月1日(火)〜6月12日(土)
会場:Calo Bookshop & Cafe
時間:12:00~19:00(土曜日は~18:00、最終日は〜17:00)
定休日:日・月曜日
問合:06-7506-9338(capacious 事務局 c/o office N)
大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル5階
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