大阪府内の障がいのあるアーティストの作品を現代美術のマーケットに紹介するプロジェクト「capacious(カペイシャス)」。本プロジェクトとしては初となる平田安弘の個展が、肥後橋のCalo Bookshop & Cafeにて開催される。
平田は1984年東大阪市生まれ、現在八尾市在住。
横向きの人物、建設業の父親の仕事場にある道具(コーキングガン、釘、ペンキ缶等)を繰り返し描いてきたが、環境の変化が続いた2004年頃に、父親がもらってきた紙管がきっかけで筒のオブジェの制作をスタート。不安定な曲面に一定の間隔で無数の釘を打ち、その回りにぐるぐると丸を描く。
平田は本作を大好物である「とうもろこし」と呼び、約10年間制作に熱中。近年は1日に釘を1~2本打つペースで続けていたが、2020年のコロナ禍で再び制作が加速している。
本展では、1点1点異なる複雑な表情をもつ「とうもろこし」が複数展示される。
会期:2022年1月25日(火)~2月5日(土)
会場:Calo Bookshop & Cafe
時間:12:00~19:00、1月29日(土)は18:00まで、最終日は17:00まで
定休:日・月曜
問合:capacious 事務局 c/o office N 06-7506-9338
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル5階
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