黒谷和紙作家・ハタノワタルとカール・ハンセン&サンのコラボ展「『紙の表現』 by HATANO WATARU」が、2021年5月28日(金)よりカール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア大阪にて、東京展に引き続き開催される。
京都府無形文化財に指定されている手漉き和紙「黒谷和紙」による貼箱や敷板などのプロダクトをはじめ、近年ではアートワークやインテリア内装まで手がけるハタノ。私たちの想像の範疇を超えた多彩な表現は、「和紙」という素材の可能性を広げている。
本展は、カール・ハンセン&サンのコレクションとハタノのアートワークを、ハタノ本人とインテリア・スタイリストの中田由美によるスタイリングのもと展示する。東京展とはテーマを変え、20点近くある大型アート作品も入れ替わる予定だ。
素材の可能性を信じ追求するハタノワタルの姿勢と、職人として培われた素材への造詣を背景に、タイムレスな美を生み出したハンス・J ウェグナーをはじめとするデンマーク家具のデザイナーたちの共鳴を感じる内容となっている。国や時間を超えてつながるクラフトマンシップをぜひ体感してほしい。
ハタノワタル/ HATANO WATARU (黒谷和紙作家)
1971 年兵庫県淡路島に生まれる。1995 年多摩美術大学絵画科油画専攻科卒業後、1997 年黒谷和紙研修生と なり職人としての研鑽をスタートする。1998 年黒谷和紙協同組合青年会を立ち上げて以降、国内外で黒谷和紙の魅 力を多彩な表現で発表している。黒谷和紙 …京都府無形文化財にも指定されている手漉き和紙。800 年以上の歴史を誇り、京都府綾部市黒谷町に おいて良質な楮(こうぞ)を原材料として、今も職人による手漉きで 1 枚 1 枚丁寧に作られている。
中田由美/インテリアスタイリスト
建築を学んだ後、舞台照明のプログラマーを経て、2005年からスタイリスト神林夏氏に師事。2013年に独立。雑誌広告などのスタイリングの他、ショップのディスプレイや展示構成など、モノと空間にまつわることを幅広く手掛ける。カール・ハンセン&サン
カール・ハンセン&サンは創業 100 年を超える歴史のあるデンマーク家具メーカー。ハンスJ.ウェグナーの家具を最も数多く 製作するメーカーとして知られています。また、フリッツ・へニングセン、オーレ・ヴァンシャー、安藤忠雄、EOOS といった世界的 に知られたデザイナーの家具の製作にも着手、すべての製品をデンマーク国内で製作しています。カール・ハンセン&サンの コレクションは、一流ディーラーを通して世界各国で販売されています。
(カール・ハンセン&サン Webサイトより引用)
日時:2021年5月28日(金)〜6月6日(日)12:00〜19:00
会場:カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア大阪
大阪府大阪市西区南堀江 1-15-22