茨木市の文化事業「HUB-IBARAKI ART PROJECT」が、2022年のプロジェクト(4月~9月)に参画する作家の公募を開始した。応募締切は2022年2月22日(火)。
本プロジェクトのルーツは「茨木市彫刻設置事業」で、ヤノベケンジ《サン・チャイルド》(2011年度)、名和晃平《Trans-Ren(Bump, White)》(2012年度)が茨木市内に恒久設置された。2013年度から『HUB-IBARAKI ART COMPETITION』として作家公募と長期間展示を実施。2016年度から現在の形式にリニューアル。これまでは、中島麦、稲垣元則、冬木遼太郎など現代美術分野の作家が多く選出されてきたが、2021年度は舞台芸術分野で活動する黒田健太(ダンサー)が選ばれ、茨木のストリートで偶然に出会った人たちと共に舞台作品を創り上げた。
今回の募集人数は1名で、グループでの応募も可。国内で創作活動をしていれば、ジャンル、年齢は不問。選出された作家には制作補助費80万円が支給される。
テーマは「茨木のまちとアートの新たな関係を取り結ぶ パブリックを拡張するアートプロジェクト」。公共の場での作品制作・発表などの活動を通じて、茨木のまちへの多様な考え方・解釈を提示すること、長期間の取り組みを通して、茨木市民に対してアートを「知る・楽しむ・遊ぶ」機会を創出し、「発見・探求」の体験を促進することなどが求められる。
審査員は、木村光佑(版画・彫刻家、京都工芸繊維大学名誉教授・元学長、茨木美術協会会長)、雨森信(Breaker Project ディレクター、大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員)、平田剛志(美術批評)、はがみちこ(アートメディエーター、京都市立芸術大学芸術資源研究センター非常勤研究員)、山中俊広(HUB-IBARAKI ART PROJECT チーフディレクター、インディペンデント・キュレーター)の5名。
応募方法や提出資料などの詳細については、公式サイト参照。
「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2022」作家公募
応募受付期間:2022年1月5日(水)~2月22日(火)
募集人数:1名(グループでの応募も可)
制作補助費:80万円
応募資格:国内でアートの創作活動をしていること(個人/グループ、ジャンル、年齢不問)
テーマ:茨木のまちとアートの新たな関係を取り結ぶ パブリックを拡張するアートプロジェクト
募集内容: 本プロジェクト期間(2022年4月~9月:6か月間)に制作・発表する作品のプラン、およびプロジェクト期間中の活動計画
作品規格: 素材、形態を問わず、作品を発表・展示する形式を原則とし、その事前プロセスを活用した表現や取り組みも含めることを推奨。作品の発表・展示は、茨木市内で行う。屋内屋外を問わず、茨木市内で発表することに意義のある作品を提案のこと。
審査:2022年3月上旬までに、審査員による厳正な審査を行い、選定作家を決定。
応募申込先/問合:
アートを活用したまちづくり推進事業『HUB-IBARAKI ART』実行委員会(茨木市市民文化部文化振興課内)
E-mail : bunkashinkou@city.ibaraki.lg.jp Tel : 072-620-1810(直通)応募予定者向けプロジェクト説明会(オンライン)
日時:1月21日(金)19:00~20:30、1月22 日(土)19:00~20:30
※参加希望者は、名前と参加日を本文に記入の上、1月20日(木)までにメール(bunkashinkou@city.ibaraki.lg.jp)にて申込のこと。