大阪在住のライター・スズキナオのエッセイ集『酒ともやしと横になる私』が、此花区梅花でミニコミやインディーズ出版を取り扱う書店「シカク」の出版レーベルより、8月29日(土)に刊行される。本書は、シカクのメールマガジンで連載していたスズキのエッセイコラム『鈴木のぼやき』に、大幅な修正と書き下ろしを加えて編まれた書籍だ。
さまざまなメディアで、まち歩きや飲食に関する記事を手がけるスズキ。定期執筆を行うデイリーポータルZでは、「『優しい味』って実際どんな味か確かめたい」「家の中のお気に入りポイント『俺んち絶景』を見せ合ってみる」など、日常からふつふつと湧く小さな興味を探究。cakes連載「関西酒場のろのろ日記」(2020年8月19日に終了)では、土地に根ざした店を訪ね、酒と料理に舌鼓を打ちながら、人々との素朴な関わりを記した。日々の中に隠れた面白みを見出す視座とユーモア、飾らない人柄が表れた文章には、どこか肩の力が抜ける心地にさせられる。
新刊には、よりスズキの実生活に寄った、まさに“ぼやき”と言える日常の断片が収録されている(エッセイの一部は、シカクの特設サイトから試し読みも可能)。時間の流れの中に掻き消えそうなほどにささやかな出来事、言い表せない感情をこそ綴る。そこには、毎日を生きているという現実味が滲み出る。
スズキナオ
1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『QJWeb』『よみタイ』などを中心に執筆中。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)、パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。
https://suzukinao-chimidoro.tumblr.com/
https://twitter.com/chimidoro(シカク『酒ともやしと横になる私』特設サイトより引用)
価格:1,300円(税抜き)
発行:シカク出版
記念企画
記念品つきサイン会動画
著者が本にサインを入れる様子を動画で公開。記念品として、著者が購入者に向けたオリジナル名言を生み出し、その場でシールを作成。日時:随時受付、順次公開
参加方法:シカクオンラインストアで「本&記念品つきサイン会動画参加券セット」を購入(代金には参加費100円を含む)
※サイン本と記念品は後日郵送される
トークイベント 夜のぼやき会
書籍の元になったコラムの連載名「鈴木のぼやき」にちなんだ、出演者による“ぼやき”トーク。日時:2020年9月12日(土)20:00〜
料金:1,000円
出演:三本の矢(佐伯誠之助、ラミー[UNDERHAIRZ]、スズキナオ)
司会:たけしげみゆき(シカク代表)
参加方法:キャスマーケットで配信チケットを購入
視聴者参加型イベント スズキナオに50の質問
鈴木の文章や生きざまを、視聴者からの質問を通してひもとく。日時:2020年9月26日(土)14:00〜
出演:平民金子、スズキナオ
司会:たけしげみゆき(シカク代表)
参加方法:キャスマーケットで配信チケットを購入。
あじわい! スズキナオ300円市場
著者の私物の本、CDやおみやげなどをすべて300円で販売。期間:2020年9月5日(土)〜27日(日)
会場:シカク
料金:入場無料
参加方法:シカクWebサイトから予約の上、来店