今回、国の重要文化財でもある大阪市中央公会堂で、古典写真 [Classical photograph] 展覧会を開催するはこびとなりました。一から手作りをし制作に時間を要する古典技法は、アナログな暖かみを持つ反面、かかる時間と手間から衰退を続けてきました。この技術を次世代に伝承するには、時代に合わせデジタル技術を導入することも必要になっており、今回はそのような試みも行っています。本展覧会が皆様に感動を与え、古典写真普及の契機となり、ひいては大阪の文化芸術振興の一助となるならば、これに勝る喜びはありません。
主催 若林久未来
古典写真作家。大阪芸術大学写真学科卒。ヴァンダイクプリント・湿板写真・鶏卵紙・サイアノタイプなどの古典写真の技法を学び、世界的にも希少なクラシカルフォトグラフの写真作家として活動する。2014年「芦屋写真展」グランプリ、2018年・2021年「サロン・ドートンヌ」他多数受賞。2021年現代美術家・森村泰昌氏への技術協力コラボ。韓国、フランス、ロシアなど海外からの招聘・招待展示。大阪ATCビルでClassical photograph教室を主宰。(本展フライヤーより)
若林久未来主催 第1回「Classical photographの魅力」
会期:2021年10月27日(水)〜29日(金)
会場:大阪中央公会堂 3階小集会室
時間:27日(水)13:00~20:00、28日(木)10:00~20:00、29日(金)10:00~17:00
出展作家:あかつき写房、溝縁真子、山本柱、若林久未来、金山静男、Maco(藪田正弘)、山本圭二、谷村良太
料金:入場無料
問合:アートオフィスK iroha.space168@gmail.com
大阪市北区中之島1-1-27