美術館やコンサートホール、 科学館など中之島に関わる14機関による、国内最大規模の創造ネットワーク組織「クリエイティブアイランド中之島」。水都大阪の象徴でもある中之島エリア全体を、ユニークベニューとしての「創造的な実験島」に見立て、 さまざまなクリエイティブコンテンツを開発・創出していくことを目指している。
本格始動となる2021年度は、2022年2月の大阪中之島美術館開館を機に、シンボルシンポジウムを含む13の企画によって、その取り組みを発信する。
2月11日(金・祝)に大阪中之島美術館にて行われるシンボルシンポジウム 「中之島の “ いま ” と “ みらい ”」は、CIMAM(国際美術館会議)会長で森美術館館長の片岡真実や、STEAM教育家で大阪・関西万博のプロデューサーでもある中島さち子など、各方面からゲストを迎え、“みらい”、 “まなび”、 “くらし”をテーマとした3部構成で開催。 あらゆる視点から中之島の今を紐解き、 都市の創造性と持続可能なネットワークモデルについて考える。
2月2日(水)〜13日(日)に連日開催されるスペシャルウィークプログラムでは、 「クリエイティブアイランド中之島」 に参加する各機関が固有の資源を交換することで新たな価値を掘り起こす「エクスチェンジプログラム」、 中之島のユニークベニューとアーティストの創造性によって都市の魅力を世界に発信する「中之島プロモーション」などを展開。「こども本の森 中之島」での大人のナイトツアーや、森村泰昌と松岡正剛の対談、中之島を船でクルーズしながらのイベント、劇作家でチェルフィッチュ主宰の岡田利規とgraf代表・服部滋樹のトークなど、ユニークで多彩なプログラムがラインナップされている。
なお、岡田利規が本プロジェクトのミーティングポイント(サインスタンド)を活用した実験的なプロジェクトも展開される予定。
クリエイティブアイランド中之島 スペシャルウィークプログラム&シンボルシンポジウム
会期:2022年2月2日(水)〜13日(日)
会場:こども本の森 中之島、大阪中之島美術館ほか、および一部オンライン配信
プログラム:
2月2日(水) こども本の森 おとなのナイトツアー&トーク
2月3日(木) 宇川直宏ディレクション「NAKANOSHIMA PERFORMING SCAPE」
2月4日(金) 人間浄瑠璃『新・鏡影綺譚』関連企画 「森村×勘十郎+森村×正剛 対談」
2月5日(土) デザインコレクションを語る ギャラリーツアー&トーク
2月6日(日) 近現代の諸写真+絵画と巡る中之島 リバークルーズツアー
2月7日(月) 「ミーティングポイントから読み解く中之島」
2月8日(火) ラグジュアリーナイト/クルージング&トーク
2月9日(水) 「川床から眺める中之“ 島” の魅力」
2月10日(木) 「色と形をさぐる」−企画展「色と形のふしぎ」関連トークイベント
2月10日(木) サイエンスアゴラ in 大阪 ラウンドテーブル「Dialogue for Life 〜コロナ禍を生きる私たちの未来に向けて〜」
2月11日(金・祝) クリエイティブアイランド中之島‐ 創造的な実験島‐シンボルシンポジウム「中之島の“ いま” と“ みらい” 〜都市の創造性、持続可能なネットワークモデル〜」
2月12日(土) ギャラクティック運輸 presents 京阪バザール電車*新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み中止
2月13日(日) みんなでつくろうなかのしマップ
*各プログラムの詳細は公式サイトにて。