ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した『偶然と想像』、そしてカンヌ国際映画祭では『ドライブ・マイ・カー』が4冠、その後各国での受賞・ノミネートの嵐が止まらない、いま世界でもっとも注目される映画作家となった濱口竜介。
大学在学中に映画研究会で撮られた8mm作品ながらすでに濱口映画の特徴が詰まった『何食わぬ顔』、世界に発見されるきっかけとなった初期代表作『PASSION』、軽妙でかつスリリング極まりないコメディ『永遠に君を愛す』、日韓共同制作の体制に応答するかのように様々なボーダーを横断する『THE DEPTHS』、俳優ワークショップから出発し舞台劇制作そのものを組み込んだ4時間超の青春映画『親密さ』、100年残る記録映画を目指して「語り」を捉えた東北記録映画三部作(『なみのおと』『なみのこえ 気仙沼/新地町』『うたうひと』)、来るべき長編へのパイロット版として構想された『不気味なものの肌に触れる』、演技未経験の出演陣とこれまでの演出方法を磨き上げ現代映画のひとつの到達点となった『ハッピーアワー』、そして『偶然と想像』にも繋がる軽やかさを纏った『天国はまだ遠い』。
濱口映画に欠かせない「言葉」、そしてさまざまな「乗り物」――濱口竜介のフィルモグラフィーを見つめると、一貫した、複数の主題があり、作品ごとでの挑戦があり、それがさらに次の作品へと繋がっていることが浮かび上がってきます。
いま改めて、そして初めて、濱口竜介作品をスクリーンで発見してください。(Webサイトより)
期間:2022年4月30日(土)〜5月13日(金)
*上映スケジュールは劇場Webサイト参照会場:シネ・ヌーヴォ
料金:一般1,500円、シニア1,200円、学生・会員1,100円、高校生以下1,000円
特別料金プログラム1 「親密さ」:一律2,000円
特別料金プログラム2 「ハッピーアワー」:三部通し一律3,000円/各部ごとの鑑賞は特集1プログラムの料金に準じる問合:06-6582-1420
大阪市西区九条1-20-24