2019年10月26日から11月24日まで、能勢電鉄沿線や能勢妙見山一帯で開催された「のせでんアートライン2019」 。「避難訓練」という芸術祭としては異色のテーマを掲げ、8組のアーティストが、ニュータウンや旧集落、山間部など、この地域を構成するまちや自然、コミュニティを新たな視点でつなぎ合わせて作品を展開。多くの鑑賞者の感覚や思考を撹拌し、さまざまな余韻を生んだ。
この芸術祭を振り返るトークイベントが、肥後橋のCalo Bookshop & Cafeにて開催される。今回アートプロデューサーを務めた前田文化の前田裕紀とアートコーディネーターの内山幸子が出演。1990年代からアートプロジェクトの調査・研究を続けてきた原久子が聞き手を務める。
出演者プロフィール
前田 裕紀(前田文化)
のせでんアートライン2019アートプロデューサー。前田文化の管理人。2014年に文化住宅の改修プロジェクトを立ち上げ、建築とアートと娯楽を横断するような企画を実践し続ける。
会期が始まる前のインタビュー「『避難訓練』とは何か」 http://noseden-artline.com/2019/column/noseden-352/内山 幸子
のせでんアートライン2019アートコーディネーター兼事務局長。秋吉台国際芸術村(2006-10)を経て渡墨。メキシコ市でコミュニティ・ベースド・アートのリサーチを行う(2011-12)。帰国後、関西を拠点にフリーランスとして活動開始。五領アートプロジェクトディレクター(2017-)、京都精華大学「芸術実践と人権-マイノリティ、公平性、合意について」プロジェクトコーディネーター(2018-)他。原 久子
アーティスト・イン・レジデンス、アートスペースの調査研究、アートプロジェクトや展覧会の企画・運営、執筆、編集、コンサルティングなどに携わる。主な展覧会共同企画に「思い出のあした」(京都市美術館、1997)、「六本木クロッシング2004」( 森美術館、2004)、「あいちトリエンナーレ2010」(愛知県美術館ほか、2010)ほか。共編著に『変貌する美術館』(昭和堂)など。大阪電気通信大学教授。
「避難訓練」とは何だったのか?
―のせでんアートライン2019を振り返る―
前田裕紀(前田文化)×内山幸子×原久子日時:2020年1月17日(金)19:30~
会場:Calo Bookshop & Cafe
料金:1,000円(1ドリンク付)
問合・申込:info@calobookshop.com
Calo Bookshop & Cafe
大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル5階