具体のメンバーとして活躍し、2022年の生誕100年には三重県立美術館や、各地での記念展、具体の大規模な展覧会が大阪中之島美術館と国立国際美術館でも開催されたことは記憶に新しい元永定正。
さまざまなメディウムを使い、多彩な作品を制作した元永ですが「写真」作品も手掛けていました。今回は1993年に発表した作品を展示致します。
30年前、美術界では写真は「記録」としてのメディウムで捉えられ「作品」として扱うことが本格的に始まったばかりでした。ひしひしと感じた美術界のヒエラルキーを軽々と乗り越え「写真」も面白がった元永定正の「写真」をご覧下さい。元永定正| MOTONAGA Sadamasa
1922年 三重県伊賀市に生まれる(11月26日)
1955年 具体美術協会会員となる(1971年退会)
1966年 ジャパン・ソサエティの招きで渡米、翌年に帰国
1970年 大阪万博お祭り広場での具体美術まつりに参加
1996年 成安造形大学造形学部造形美術科教授に就任
2011年 死亡、享年88歳(10月3日)(プレスリリースより)
会期:2023年5月20日(土)~6月17日(土)
会場:The Third Gallery Aya ※展覧会は若狭ビル4Fで開催
時間:水〜金曜 12:00〜19:00、土曜 12:00〜17:00、火曜はアポイント制(info@thethirdgalleryaya.comへ前日12:00まで要予約)
休廊:日・月曜
関連イベント
畑 祥雄(写真家)+中辻悦子(美術家)
元永定正の写真をプロデュースした畑祥雄と、元永定正の妻として、また仕事のパートナーとして元永作品を近くで見てきた中辻悦子によるトーク。当時の制作の様子を振り返る。
日時:5月26日(金)19:30~21:00
会場:The Third Gallery Aya(定員5名)、YouTube配信
料金:1,500円
申込:Webサイトから、または電話06-6445-3557にて
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル2F, 4F