
髪型のない人形、取り替えられる髪のパーツ。余白のある絵。
どれも、少しだけ余地を残してここにあります。これは、「人をつくる」ことについての、わたしの静かな実験です。
私の制作は人体への探求から始まりました。
私はアクリル絵画と立体作品を通して、自分だけの「人間」をつくりたいという思いから制作を続けています。
それはこれまでに出会った誰とも関係のない、私の内側から生まれるまったく新しい存在です。
制作の過程では、これまでに蓄積された感覚や記憶が絵の素材として作用することもありますが、私が目指しているのはそれらを再現することではありません。
私が創作しようとしているのは、経験の延長線上にない、未知の「人間の像」です。–
遠藤和希子(Endo Wakiko)
1981年 北海道生まれ。
2004年 武蔵野美術大学 建築学科卒業。
都内のギャラリーや百貨店のほか、倉庫や店舗など様々な空間での個展・グループ展を通じて作品を発表。
その場ごとの空間性を活かし、インスタレーションとして展開する展示スタイルが特徴。
約6年間の活動休止を経て、2021年より再始動。
大阪での個展は今回が初めてとなる。(Webサイトより)

会期:2025年6月17日(火)~28日(土)
会場:Calo Bookshop & Cafe
時間:12:00~19:00、土曜~18:00、最終日は〜17:00
定休:日・月曜
料金:入場無料
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル5F