
肥後橋のギャラリー、Yoshimi Artsにて、2025年12月6日(土)より、上出惠悟(かみで・けいご)の個展「B-P-F」が開催される。
上出は1981年石川県生まれ、2006年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業。
磁器の成形や手仕事による絵付に卓越した技術をもった職人達を率いる九谷焼窯元・上出長右衛門窯の六代目として窯のディレクションを行いながら、個人としても作品を発表し、磁器を多角的にとらえた実験的な表現や油画にも取り組んでいる。
代表作「甘蕉」は金沢21世紀美術館に収蔵された。
本展では、「磁彫」「静物」に通じる彫刻的思考のもと、窯元の製品を重ね合わせ、釉薬を施し焼成することで一体化させた新たな彫刻作品を展示する。
アーティストステイトメント
《B-P-F》 は、石川県の伝統工芸である九谷焼の産地で製造・流通されている磁器製食器の素地を用いた彫刻作品である。積み重ねた食器は、釉薬(装飾)を施し、焼成するという不可逆のプロセスの中で、色味、質感、形状、寸法、強度の変化を生む。タイトルはBuilding(積重)、Processing(加工)、Firing(焼成)の頭文字を取って《B-P-F》 とした。
会期:2025年12月6日(土)〜14日(日)、2026年1月7日(水)〜18日(日)
会場:Yoshimi Arts
時間:12:00~19:00 ※日曜は~17:00
休廊:月・火曜
問合:06-6443-0080
大阪市西区江戸堀1-8-24
若狭ビル3F



