
既視感と未視感の狭間に存在する超時空感を求めて多様な手法を用いてアウトプットを行う作家、水野健一郎が「4人の作品には曖昧な何か(概念化する前の具象?具象化する前の概念?)がその危うさとは裏腹に揺るぎない頑固さで存在している。その未知なる得体に触れると僕の中の様々な感情が一斉にどよめき、いても立ってもいられなくなる」というコメントと共に企画した同名の展覧会は、2016年11月に東京のギャラリー・ルモンド(L’illustre Galerie LE MONDE)で開催され、2017年5月に大阪のPulpに巡回。その3年後2020年11月にartgallery opaltimesにて3回目の得体が開催されました。
今回は5年ぶり4回目の得体。出展メンバーがそれぞれどのように表現世界を拡張しているのか本当に楽しみです。是非ご高覧下さい。(artgallery opaltimes)
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作家プロフィール
水野健一郎(Kenichiro Mizuno)
アーティスト。1967年岐阜県生まれ。東京都在住。鳥取大学工学部社会開発システム工学科中退。バンタンデザイン研究所キャリアスクール修了。セツ・モードセミナー卒業。既視感と未視感の狭間に存在する“超時空感“を求めて、多様な手法でアウトプット。「超常現象」「最高記念室」「アウターサイド」メンバー、「得体」「擬似マウンテン」キュレーション。2019年マイファイ絵画実験室開講。女子美術大学短期大学部特任准教授、東北芸術工科大学非常勤講師、京都芸術大学特別講師。井出佳美(Yoshimi Ide)
ピンと来るモチーフ(りんごだったり植物だったり映画のワンシーンだったり)を手がかりに浮かんでくるイメージ、映像を水彩で描きます。管弘志(Hiroshi Kan)
イラストレーター
1973年大阪生まれ。
雑誌などを中心にイラストレーターとして活動する一方、近年は個展やグループ展に参加、展示で主に作品を発表している。
絶対的な平面性、違和感、裏切り、何の意味も持たない物語。
自分で不安になるくらいの平面構成を目指します。近藤さくら(Sakura Kondo)
1984年秋田県生まれ。多摩美術大学造形表現学部卒業。
生物やモノが持つ記憶またはその容れ物である物体が時間を経て分解・発酵され元の状態から離れていく可変性をテーマに、身の回りの場景を様々な形態で記録・収集し、それらをカットアップすることで作品制作を行う。作品の形態は、ドローイングを中心に、映像、立体、インスタレーションなど多岐に渡る。竹下昇平(Shouhei Takeshita)
1990年生まれ。
スマホで撮った写真をもとにアクリル絵の具で描く。おもな展示
個展
2015 「眺めのいい部屋」(高円寺 pocke)
2018 「しんこうけい」(あをば荘)
2019 「懐かしの今」(CRISPY EGG Gallery)
2022 「0で見つめて」(ギャラリートウド)
水野健一郎 presents -得体2025-
出展作家:水野健一郎、井出佳美、管弘志、近藤さくら、竹下昇平会期:2025年8月23日(土)〜9月7日(日)
会場:artgallery opaltimes
時間:月・木・金曜 13:00〜17:00 土・日・祝 13:00〜19:00
休廊:火・水曜
オープニングレセプションパーティ
日時:8月23日(土)16:00〜DM design:urisakachinatsu
大阪市住之江区粉浜1-12-1