美術作品を収集している西日本在住のコレクター3名によるコレクション展「Collectors’ Collective vol.4 Osaka」が、南堀江のTEZUKAYAMA GALLERYにて開催される。
「Collectors’ Collective」は、若手アートコレクター有志が2019年に東京でスタート。収集した作品の展示に加えて、20〜30代の美術作家の新作を同時に展示・販売する「買えるアートコレクター展」である点が特徴だ。参加するアートコレクターは、一般のビジネスパーソンが中心で、数万円で購入出来る作品が中心となっている。
これまで東京で3回開催されたが、東京以外では初めての開催となる。
今回の出展コレクターは、播磨勇弥、有田啓、吉田昌哉の3名。それぞれの所有作品と、彼らが今注目している関西にゆかりのあるアーティスト14名の新作を展示する。
このうち大阪在住の播磨は30代前半で、コレクター歴は5年ほど。平日は会社勤めをする傍ら、週末にはギャラリーや美術展を回ったり、アーティストと交流したりと、コレクターとして精力的に活動している。自らの体験をもとに作品購入について解説する「アートコレクション入門」やアーティストへのインタビュー、展覧会のレビューなどを掲載するWebサイト「週末の。アート」も運営。2020年11月には、フリーの若手作家の「作品リストを預かり問い合わせ対応をしてくれるサイトが欲しい」との声に応え、オンラインストレージサービス「ARTIST ONLINE STORAGE」をスタートするなど、作品の購入のみならず多様なアーティスト支援を行っている。
今回の展示について、播磨は「これだけの注目作家の作品をまとめて観ることができる機会は貴重だと思うし、会場にはコレクターによる推薦文やコレクションの紹介文も掲示している。普段知ることができないコレクターの内面を覗き見ることができる珍しい展示なので、皆さんに楽しんでいただけるのではないかと思う。」と話す。
Collectors’ Collective vol.4 Osaka
会期:2021年1月22日(金)〜2月20日(土)
会場:TEZUKAYAMA GALLERY – VIEWING ROOM
出展コレクター/出展アーティスト:
コレクター:播磨勇弥
アーティスト:飯田美穂、石原梓、御村紗也、宮原野乃実、山田千尋コレクター:有田啓
アーティスト:亜鶴、井田大介、出口雄樹、岡田佑里奈、豊田涼華コレクター:吉田昌哉
アーティスト:黒川岳、黒宮菜菜、城愛音、中田有美時間:12:00〜19:00
休廊:日・月曜日、祝日
問合:06-6534-3993
同時開催
出展作家:厚地朋子、加藤智大、小池一馬、タムラサトル、和田直祐
大阪市西区南堀江1-19-27 山崎ビル2F