一般社団法人日本現代美術振興協会(APCA)が主催する現代美術のアートフェア「ART OSAKA」。記念すべき第20回目となる「ART OSAKA 2022」が、2022年7月6日~11日に開催されることが決定した。
昨年初めて会場として利用した中之島の大阪市中央公会堂に加え、北加賀屋のクリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)を新会場とし、2会場での開催となる。前者は国指定重要文化財、後者は近代化産業遺産に認定されており、歴史ある展示空間と現代美術作品との融合も一つの見どころだ。
大阪市中央公会堂では、ブース形式の会場で「Galleries」セクションを展開。54軒のギャラリーが参加し、作品を展示販売する。
クリエイティブセンター大阪を会場に新設された「Expanded」セクションでは、かつて造船所として稼働した広大な敷地を活かし、大型作品、インスタレーション等に特化したフェア開催を試みる。開催趣旨に賛同したギャラリーから、14プランの作品を出展予定。
「Expanded」には、「会場の拡張」「作品の拡大」の他に、「アートの概念の拡張」という意味が込められており、物理的なサイズだけでなく、メディアの垣根を越えたもの、パフォーマンス作品など、アートフェアで想定される”アート”から一歩踏み出した作品群と来場者との出会いを創出する。
なお、APCAでは「Expanded」セクションに出展する大型作品の輸送費・設営費などを支援するクラウドファンディングを実施しており、4月29日まで支援を募っている。支援金額は5,000円〜50万円まで計17コースで、リターンとして、両会場をつなぐ船の乗船券や、中野裕介/パラモデルなどアーティストの作品やグッズなどが設定されている。目標金額は400万円。
Galleries:ブース形式のセクション
会期:2022年7月8日(金)~10日(日)
*8日はプレビューのため、VIP・招待客、プレスのみ。
会場:大阪市中央公会堂 3階 中集会室、小集会室 特別室Expanded:大型作品やインスタレーション等に特化したセクション
会期:2022年7月6日(水)~11日(月)
会場:クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)
出展予定アーティスト(五十音順、2022年4月5日現在):
アートコートギャラリー/⼤⻄康明
eitoeiko/硬軟
Gallery OUT of PLACE/⾚井正⼈
ギャラリーかわまつ/Artists for Streetsummit -アイトキタザキ, タビー, ジェフ・ジレット-
GALLERY KOGURE/⼤森記詩
ギャラリーノマル/植松奎⼆
ギャラリーMOS/並⽊久矩
GALLERY麟/横溝美由紀
TEZUKAYAMA GALLERY/加藤智⼤
ノートギャラリー/釜本幸治・⻑⾕川政弘
FINCH ARTS/前⾕開
MORI YU GALLERY/瀧健太郎
Yoshiaki Inoue Gallery/⻘野セクウォイア
YOD Gallery/小清水漸入場料:2会場チケット 2,500円、Expandedチケット 1,000円
[Galleries]
※事前予約が必要。
※小学生以下無料(ただし保護者同伴)。
[Expanded]
※予約は不要だが、来場前にオンラインチケットの購入が必要。
※Expanded会場のみ高校生以下無料(学生証の提示が必要)。「ART OSAKA Expanded|大型作品の発表の場を広げたい」クラウドファンディングWebサイト
https://readyfor.jp/projects/artosaka2022問合:一般社団法人日本現代美術振興協会(APCA) ART OSAKA事務局 info@artosaka.jp
大阪市北区中之島1-1-27
大阪市住之江区北加賀屋4-1-55