
茨木市のアートプロジェクト「HUB- IBARAKI ART PROJRCT」のトークシリーズ「場づくりについて考える」の第3弾として、2025年3月29日(土)に、映画『北本ビタミン B』の上映会&トークショーが開催される。
映画『北本ビタミン B』は、2008年から2012年まで、埼玉県北本市にて展開されていたアートプロジェクト「北本ビタミン」の軌跡を追い、その活動が地域に何をもたらしたのかを探るドキュメンタリー。今はプロジェクトを運営していたほとんどの人が北本を離れ、活動もなくなった。制作者・屋宜初音は本作品の中で、「北本ビタミン」の関係者に話を聞き、当時の資料を参照しながら、「北本ビタミン」について、またアートプロジェクトが終わることについての考察を試みている。
上映後のアフタートークでは、屋宜をゲストに、聞き手にアートメディエーターのはがみちこを迎え、アートプロジェクトと地域との関わりやその結節点となる場所、人々に残っていく記憶など、そこから多様に波及していくことについて考える。
屋宜初音(暮らしの編集室)
沖縄県出身。2023年東京藝術大学国際芸術創造研究科修了。北本市のまちづくりチーム「暮らしの編集室」に所属する傍ら、ライターやアートマネージャーとしても活動する。文化芸術とまちづくり、2つの分野に片足ずつ突っ込みながら、暮らしと芸術の関係を観察中。はがみちこ(アートメディエーター/京都市立芸術大学 芸術資源研究センター)
岡山県真庭市生まれ。2011年、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。2021年より京都市立芸術大学芸術資源研究センター非常勤研究員。2011年から10年間、京都市文化市民局の「東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)」事務局(現・一般社団法人HAPS)に勤務し、相談窓口、アーティスト向け物件マッチング等の事業及び総務を担当した。並行してフリーランスのアート・メディエーターとしての活動もおこなう。個人での主な企画・コーディネーションとして「國府理「水中エンジン」再制作プロジェクト」(2017~)、菅かおる個展「光と海」(長性院、Gallery PARC、2019)など。『美術手帖』第16回芸術評論募集にて「『二人の耕平』における愛」が佳作入選(2019)。共著に『危機の時代を生き延びるアートプロジェクト』(橋本誠・影山裕樹編著、千十一編集室発行、2021)。
HUB- IBARAKI ART PROJRCT トークシリーズ
場づくりについて考える#03
映画『北本ビタミン B』上映会&トークショー日時:2025年03月29日 (土) 14:00開演/16:30終了
上映会 14:00~15:10
トークショー 15:20~16:30会場:茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)1F喫茶・食堂
ゲスト:屋宜初音(暮らしの編集室)
聞き手:はがみちこ(アートメディエーター/京都市立芸術大学 芸術資源研究センター)
進行:雨森 信(HUB-IBARAKI ART PROJECTアドバイザー)料金:参加無料
定員:40名 ※要申込 https://ws.formzu.net/fgen/S5054801/
主催・問合:(公財)茨木市文化振興財団 072-625-3055
茨木市駅前4-6-16