本特集では、ドキュメンタリーとフィクションの関係やその境界について向き合いました。それは、「事実」「作為」「理解」というような言葉の定義や、それらに付随する葛藤の輪郭をなぞっていくような作業であり、あらためてドキュメンタリーとフィクションの境界というものがいかに流動的で、相互的関係にあるかを感じています。人が食べるという行為をインタビューを通して観察・分析してきた独立人類学者の磯野真穂さんとの対談では、他者を理解することについて言葉を交わしました。また、現代フランス哲学、芸術学、映像論をフィールドに文筆業を行う福尾匠さん、同じく、映画や文芸を中心とした評論・文筆活動を行う五所純子さん、そして、劇団「ゆうめい」を主宰し、自身の体験を二次創作的に作品化する脚本&演出家・池田亮さんの寄稿では、立場の異なる三者の視点からドキュメンタリーとフィクションの地平の先になにを見るのかを言葉にしていただきました。対岸の風景を可視化していくこと、まだ見ぬ世界を知覚すること、その先に結ばれた像が唯一絶対の真実から開放してくれることを信じて。そして、今日もわたしは石をなぞる。小田香　Kaori Oda ー 1987年大阪生まれ。フィルムメーカー。2016年、タル・ベーラが陣頭指揮するfilm.factoryを修了。第一長編作『鉱 ARAGANE』が山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波部門にて特別賞受賞。2019年、『セノーテ』がロッテルダム国際映画祭などを巡回。2020年、第1回大島渚賞受賞。2021年、第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

#ART

2024.12.27

おおさか創造千島財団の公募助成プログラム——これまでの事例紹介

2024.12.09

INSIGHT｜政治性と創造性の狭間で——日本万国博参加者の芸術実践

2025.02.05

うちきたら、ここいっとき〜！　第2回：旭荘＠此花

2025.03.14

REVIEW｜田中秀介「お前と過ぎ去らせた日の目の引き出し」

2025.03.21

2025/3/1〜3/15：木原倫太郎［FOME / hibi］／荘司晃正［写真家］

2025.03.31

REVIEW｜横になった身体からの、万博への視線 ——Osaka Directory 7 Supported by RIC…

Must Reads

2025.03.31

REVIEW｜横になった身体からの、万博への視線 ——Osaka Directory 7 Supported by RIC…

TEXT: ダニエル・アビー [美術史・写真研究者]

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REVIEW｜田中秀介「お前と過ぎ去らせた日の目の引き出し」

TEXT: 大島賛都 [アーツサポート関西チーフプロデューサー／学芸員]

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うちきたら、ここいっとき〜！　第2回：旭荘＠此花

TEXT: 西山広志 [NO ARCHITECTS 代表・旭荘管理人]

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2024.12.27

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photo:REVIEW｜前田耕平「動物園の未来ラボアーティストリサーチプロジェクト『あわいの…

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2024.12.14

REVIEW｜前田耕平「動物園の未来ラボアーティストリサーチプロジェクト『あわいの…

TEXT: 大島賛都 [アーツサポート関西チーフプロデューサー／学芸員]

News

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#ART

画家・岩瀬ゆかと、ジュエリー作家・unikによるユニット「曖昧融合」の作品展「FROM FORM」、gallery, あるゐはにて12月4日から開催。

ノマル35周年記念第2弾として、37名の作家が新作を披露するグループ展「All Stars – RESONANCE」が、11月30日より開催。

油彩画や銅版画、陶芸や漆芸の多様な約40点の作品が並ぶ三人展。「遊まぐれ　佐藤有紀・藤田朋子・合田博子」、toyono gallery vitokurasにて開催。

⽯川晶⼦、⼤江慶之、⻫⽊駿介が出展するグループ展「これまでとこれから、そして今」、PoP (Point of Parallel)にて開催。

タイ出身のアーティスト、プラット・ピマーンメーンによるフードワークショップ「ハラルタイカレーをつくりながら」、JUU arts & stayにて開催。TRA-TRAVELが主催。

音楽家・日野浩志郎と詩人・池田昇太郎による「歌と逆に。歌に。」が、2024年8月のクリエイティブセンター大阪での公演を軸に、大阪の風景を交えた新たな映像作品を制作。11月16日より配信中。

十三エリアの展示やイベントを周遊する「十三アートフェス2024」が11月23日〜12月1日に開催。今年は「さんよど大文化祭」の連携イベントも。

加藤巧の新作個展が、2つのテーマで連続開催。「愛情、畏敬、恭順、忍耐」は11月23日から、「Shadow Works」は2025年1月9日から、the three konohanaにて。

音をシェアする空間の枠組みをテーマに表現活動を行う橋爪皓佐の個展「Vague, Frequencies, 波のまにまに」、イチノジュウニのヨンにて11月22日から開催。

インドネシアの作家、リスキー・ラズアルディによる映像スクリーニングとキュレータートークが、11月22日に開催。TRA-TRAVELのレジデンスプログラムの一環。

ドローイングやコラージュで表現する作家・金子佳代の展示「USUINUIGURUMI」、EDANEにて11月22日から開催。

医療へのアートの力と可能性をテーマにした企画展「HOSPITAL ART from GALLERY II」、enocoにて11月26日から開催。

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油彩画や銅版画、陶芸や漆芸の多様な約40点の作品が並ぶ三人展。「遊まぐれ 佐藤有紀・藤田朋子・合田博子」、toyono gallery vitokurasにて開催。

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ドローイングやコラージュで表現する作家・金子佳代の展示「USUINUIGURUMI」、EDANEにて11月22日から開催。

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うちきたら、ここいっとき〜！ 第2回：旭荘＠此花

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